2023 Fiscal Year Research-status Report
ウェイトトレーニング手段として用いる片脚クリーンの負荷特性の解明と方法論の構築
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22K11603
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
林 陵平 岐阜大学, 教育学部, 助教 (20805486)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 拓矢 筑波大学, 体育系, 特任助教 (50821716)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | バイオメカニクス / トレーニング / ウェイトリフティング / ウェイトトレーニング / クイックリフト / キネティクス / キネマティクス |
Outline of Annual Research Achievements |
R5年度には,R4年度に行った実験結果を再検証するために,両脚および片脚でのハングパワークリーンに関する新たなキネマティクス的データを算出し,再度詳細な分析を行った。その結果,両脚および片脚のでのハングパワークリーンを比較する過程において,足関節の関節角度の時系列データにおいて一部有意な差が認められたものの,その他のキネマティクス的な時系列データにおいては差が認められないことが明らかとなった。また,下肢3関節の角度および角速度の変化について,ピーク値やタイミングに関する分析も行い,これらの変数においても有意な差が認められないことが示された。したがって,R5年度の期間では,両脚および片脚でのハングパワークリーンでは,キネマティクス的には両クリーンにおいて大きな相違点がみられない可能性のあることが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
最終年度となるR5年度は当初の予定を変更したものの,3年間の計画の中で,本研究の目標としていた「ウェイトトレーニング手段として用いる片脚クリーンの負荷特性の解明と方法論の構築」が達成される見込みが立っているため。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は最終戦度となるために,これまでの研究期間で得られたデータを総合的に分析し,「ウェイトトレーニング手段として用いる片脚クリーンの負荷特性の解明と方法論の構築」に向けて、実践現場の選手やコーチに参考となるガイドラインを作成する予定である。
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Causes of Carryover |
当初購入予定のものと異なる消耗品を購入する必要があったために,差額が生じたため。なお,この変更による今後の計画への影響はない。
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