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2022 Fiscal Year Research-status Report

日焼けは運動パフォーマンスを低下させるか?

Research Project

Project/Area Number 22K11608
Research InstitutionDokkyo Medical University

Principal Investigator

枝 伸彦  獨協医科大学, 医学部, 講師 (50711181)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 清水 和弘  独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター, スポーツ研究部, 先任研究員 (00508286)
赤間 高雄  早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (60212411)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Keywords運動 / 皮膚 / 日焼け / 紫外線 / クライオセラピー / パフォーマンス / リカバリー
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、屋外での紫外線暴露がその後の運動パフォーマンスやリカバリーに及ぼす影響を明らかにすることである。アスリートの紫外線対策として最も有効であると考えられるのは日焼け止め(サンスクリーン剤)の塗布である。日焼け止めの塗布は、皮膚の色素沈着を予防するだけではなく、紫外線による免疫機能低下やDNA傷害についても防止できることが報告されている。本研究では、日焼けによる運動パフォーマンスへの影響を検討するために、日焼け止めとプラセボを使用した二重盲検ランダム化クロスオーバー試験を予定している。今年度は日焼け止めやプラセボの準備を進め、対象者の紫外線最小紅班線量(Minimal Erythema Dose: MED)を測定するためのキットを作成した。また、対象者8名の紫外線暴露による皮膚の日焼け状況を検討した結果、皮膚の明るさは紫外線暴露の6時間後と24時間後に有意に低下したが、皮膚の赤みと黄色みは紫外線暴露の6時間後でのみ、それぞれ有意な増加と低下を示した。従って、紫外線暴露後の皮膚の急性炎症については、6時間後に顕著に起きていることが示唆された。さらに、屋外の研究実施候補場所の日中の紫外線照射量を検討したほか、日焼け後のリカバリーとして全身低温療法(Whole-body cryotherapy: WBC)の効果を明らかにするために、WBC装置の設置場所や介入方法などの検討も行った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

今年度は、日焼け直後の運動パフォーマンスへの影響を検討する予定であったが、研究採択から夏季までの研究準備期間が短く、被験者のMEDやパフォーマンスのプレ測定、プラセボ作成などの研究準備が整わなかったため、主に次年度の本格的な研究活動の実施に向けた準備や調整を行った。

Strategy for Future Research Activity

次年度の夏季に向けて、順調に研究準備が進んでいるため、早い時期から対象者募集、MEDや運動パフォーマンスのプレ測定を行い、初年度に予定していた日焼け直後の運動パフォーマンスに関する研究を遂行する予定である。また、WBCを用いたリカバリー効果に関する研究についても、具体的なWBC装置の導入準備を進めていく。

Causes of Carryover

今年度は当初予定していた研究実施に至らなかったため、被験者謝金や解析用消耗品などの残額が生じた。次年度の研究実施時に当該残額を使用する予定である。

URL: 

Published: 2023-12-25  

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