2023 Fiscal Year Research-status Report
小中学生の運動器機能障害の縦断的評価と実践プログラム
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22K11629
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
鎌田 浩史 筑波大学, 医学医療系, 講師 (60518801)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮川 俊平 筑波大学, 医学医療系, 教授 (10200130)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 運動器検診 / トレーナー / 運動器機能障害 / 経年変化 / 小中学生 / ストレッチ |
Outline of Annual Research Achievements |
子どもたちの運動器を評価し、運動器疾患の早期発見、治療を行うとともに、運動器機能不全から起こる大きな障害を防ぐことを目的として実施している。成長発育期の身体や活動は子ども一人一人異なるとともに、成長により刻々と変化するため、特に個人個人の成長発育に合わせた縦断的評価を重点的に行っている。 2016年度から必須化されて運動器検診において、開始以来市内で統一した検診を実施し、「健康手帳」にその結果を記録している。これらの縦断的結果を解析し、個々の身体発育に合わせた運動機能の変化を評価している。(2020年より世界的に猛威をふるうCOVID-19感染拡大により子どもたちの運動器への影響に関しても、これらのデータを用いて変化をつかむことができると考えている) #1:継続的な運動器検診:市内23000人のデータを基に研究期間に検診を行うと、9年間連続した結果が得られる。つまり小学校1年生から中学校3年生までを追跡できることになる。このデータを用いて、縦断的に解析する。個々の成長速度曲線を作成し運動器機能障害をフェーズに合わせて評価し、成長発育の運動器に対する影響を確認することができる。 #2:障害予防プログラムの実施:これまでの研究において、予防的なプログラム、ストレッチ教室や教育啓発活動は奏功するは示されているものの、適切な介入方法はいまだ確立していない。そのため、勘や個別の判断に合わせた実施となっている。今後、これらを踏まえてプログラムや評価方法の確立に向けて研究を行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2022年度より研究を開始しているが、Covid-19感染拡大による影響が残っており、学校での受け入れが難しくなってしまった。調整を行いながら研究の再開を図っているが、2023年の感染に対する対応が変わってから改めて計画の修正を行う必要が生じてしまった。現時点では計画を若干変更しながら、予定している計画に戻すことができている。部分的にはいったん止まってしまった計画があるため、今後の展開が必要である。
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Strategy for Future Research Activity |
Covid-19感染拡大による影響が残ってはいたものの、学校との連携は少しずつ運用できるようになり、研究当が開始できるようになっている。継続していた検診に関しては、何とかおおかた同じような内容で進んでいるが、必要なデータの回収、とくに、個人の運動器機能に関する内容に関しては、改めて、データを拐取する必要がある。また、これまで制限下のためトレーナーの介入が制限される方向にあったが、2023年度後半からは徐々に解除され、計画を改めて実施できることとなった。 この研究期間に直接児童生徒に介入することが難しかったため、ウェアラブルデバイスを用いて子どもたちの身体活動を計測する方法を追加で行った。運動器検診に絡めてその結果を解析する流れを検討している。
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Causes of Carryover |
Covid-19感染拡大の影響もあり、研究活動としてメインでやっている小中学校での活動が予定通り実施できなかった。そのため、研究に遅れが生じており、次年度計画に繰り越している。継続的に実施することが重要な研究であるため、継続して実施する必要がり、遅れてはいるものの順次進めていくこととしている。
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