2024 Fiscal Year Annual Research Report
運動ストレスに対する期待感と予測的循環調節およびストレス反応系との関連
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22K11662
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| Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
岩館 雅子 日本大学, 生産工学部, 准教授 (40409280)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柳澤 一機 日本大学, 生産工学部, 講師 (50712311)
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| Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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| Keywords | 予測的循環調節 / 心拍数 / 背外側前頭前野 / 期待感 |
| Outline of Annual Research Achievements |
【最終年度の研究成果】令和6年度は、前年度までに取得した実験データによる分析では「運動ストレスに対する期待感」が各生理指標へ及ぼす影響について、一定の見解を得ることが難しかったため、新たに9名の追加実験を行った。そして、脳活動および心臓自律神経活動のデータは計32名(高期待群16名、低期待群16名)、唾液ストレスマーカーのデータは、計21名(高期待群10名、低期待群11名)を揃え、(1) 運動ストレスに対する期待感が背外側前頭前野(DLPFC)活動および心臓自律神経活動へ及ぼす影響、(2)運動ストレスに対する期待感が運動後のストレス反応系に及ぼす影響について検討した。(1)については、 対照条件と運動条件の2条件における、安静期および運動準備期の近赤外分光法(NIRS)によるDLPFCの脳酸素飽和度を指標とした脳活動、心拍数、心臓副交感神経活動成分(RMSSD)について、高期待群と低期待群の出現様式を比較検討した。(2)については、対照条件直後、運動条件直後および運動後10分から50分までの唾液コルチゾルを10分間隔で計測し、時系列的変化を検討した。また、成果物として、「掌握運動の予期に伴う背外側前頭前野活動と心拍数の関係」という題目で論文を投稿し、掲載が決定した。【研究期間全体を通じて実施した研究の成果】本研究は、運動に対する期待感の高低が、脳活動および心臓自律神経活動に及ぼす影響や、ストレス反応系に及ぼす影響を明らかにすることを目指した。実験的検討の結果、期待感は努力を必要とする運動の準備期におけるDLPFC活動および心拍数の変化に影響すると考えられるデータを取得できた。
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