2023 Fiscal Year Research-status Report
多能性プロテアーゼのアルツハイマー病におけるミクログリア極性転換調節機構の解析
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22K11708
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Research Institution | Josai University |
Principal Investigator |
友村 美根子 城西大学, 薬学部, 客員研究員 (30217559)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂東 健二郎 明海大学, 歯学部, 教授 (50347093)
友村 明人 明海大学, 歯学部, 名誉教授 (60188810)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 神経変性 / 炎症 / ミクログリア |
Outline of Annual Research Achievements |
カルデクリンはマクロファージ系細胞である破骨細胞においてLPSによる炎症性骨吸収を抑制する。今回、脳内マクロファージ系細胞であるミクログリアの細胞株Ra2細胞を用いてLPSやAβ42刺激におけるカルデクリンの効果について検討した。Ra2細胞をLPSおよびAβ42で刺激すると炎症性ミクログリア(M1)のマーカーであるiNOSやTNFαの発現が顕著に誘導されるが、カルデクリンを前処理すると自身のプロテアーゼ活性にかかわらずこれらの炎症性マーカーの発現を抑制することがわかった。カルデクリンは炎症性ミクログリアへの分化を制御することで、脳内炎症を抑えることが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
代表者の所属機関の変更に伴い、研究環境のセッティングに時間がかかった。
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Strategy for Future Research Activity |
・カルデクリンの脳内発現とタンパク質動態 ・ニューロン、グリア細胞共培養系を用いた炎症実験におけるカルデクリンの効果とシグナル解析 ・疾患モデルマウス(アルツハイマー病など)へのカルデクリンによる治療戦略基盤研究
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Causes of Carryover |
・所属先変更にともない研究環境整備に時間がかかり、研究遂行が遅れたため。 ・コロナ禍、能登半島地震の影響で納品が遅れ、先送りした実験試薬や器具があった。
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