2023 Fiscal Year Research-status Report
Mechanisms of Metabolic and Signaling Disorders Induced by Saturated Fatty Acids in Skeletal Muscle
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22K11758
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
千丸 貴史 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20637889)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福井 道明 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30247829)
濱口 真英 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (80350883)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | サルコペニア / 肥満 |
Outline of Annual Research Achievements |
筋肉量・筋力低下と内臓脂肪増加が合併したサルコペニア肥満は、糖尿病患者の生命予後 を悪化させるため、サルコペニア肥満の対策は喫緊の課題である。研究代表者らは肥満2型 糖尿病モデルマウスを用いた先行研究にて、内臓脂肪から放出された過剰な飽和脂肪酸によ る骨格筋の脂肪酸代謝障害を介して、骨格筋萎縮とインスリン抵抗性が惹起される知見を得 た。本研究では、サルコペニア肥満発症機構を明らかにすべく、飽和脂肪酸により惹起される骨格筋代謝障害・シグナル伝達異常について マルチオミクス解析を行った。 本研究では、過食と不活動をもとに高度な肥満およびサルコペニアを来すdb/dbマウスを用いて、骨格筋、小腸を中心に種々の解析を実施した。骨格筋において飽和脂肪酸濃度が有意に上昇しており、小腸ではCd36などの脂質トランスポーターの遺伝子発現が上昇していた。飽和脂肪酸は筋管細胞において筋管径が減少し、インスリンシグナルが抑制されることが示されており、サルコペニア肥満の病態基盤の一つに骨格筋中の飽和脂肪酸濃度の上昇が寄与している可能性が示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画1. 糖尿病モデルマウス骨格筋および筋管細胞におけるマルチオミクス解析(2022- 2024年度) すでに全実験を終えて、データをまとめ、論文を投稿中である。
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Strategy for Future Research Activity |
メタボロミクス、ゲノミクス、トランスクリプトミクスを融合したマルチオミクスによりサルコペニア肥満モデルマウスの骨格筋内の反応を明らかにし、新たなサルコペニア肥満の治療方法の創出につなげる。
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Causes of Carryover |
消耗品の費用が予定より低く抑えられたため。
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