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2023 Fiscal Year Research-status Report

耐糖能異常(IGT)段階で早期に診断を行うための指標の探索

Research Project

Project/Area Number 22K11854
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

辰巳 真貴子  京都大学, 医学研究科, 特定助教 (50816759)

Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Keywords耐糖能異常 / 体組成 / インスリン分泌能
Outline of Annual Research Achievements

2型糖尿病と大血管および細小血管合併症、その他合併症の関連については多くの研究において知られている。しかし、耐糖能異常者に関する研究、耐糖能異常者における合併症、その予防に関する研究や耐糖能異常から糖尿病発症への移行を予防する研究がまだ日本国内において不足している状態である。合併症である疾患の発症抑制は、医療費抑制のために喫緊の課題であり、そのために糖尿病の前段階から予防に取り組むことが重要である。
当検診施設においては、糖尿病発症後である方の割合は少なく、HbA1c5.6%から6.4%の境界域にあたる方、または経口糖負荷試験で境界型の判定となる方の割合が高いのが特徴である。空腹時単回の血糖値、HbA1c値における境界域の方、または経口糖負荷試験において境界型となった方の糖尿病発症予防を引き続き課題として取り組んでいる。
糖尿病発症に抗GAD抗体がどの程度関わりどのような経過をたどるかをみていく後ろ向き研究もその一環として行っており、近日中の論文発表を予定している。こちらは1型糖尿病の発症前段階の観察となるものであるが、糖尿病発症予防につながるものである。
耐糖能異常者の体組成の変化(InBodyによる脂肪量、筋肉量の測定値)と血糖変化の関連については現在研究遂行中である。体組成は多くの健診施設や医療施設で測定はされるようになったが、糖尿病専門の医師以外のスタッフからInBody測定結果を糖尿病発症予防のために十分に生かした説明や指導ができていない状況である。糖尿病専門医でない、一般内科医であっても容易に受診者に説明が可能となるべく研究を継続している最中である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

検診業務が過多であり、研究時間が大幅に削られていた。私生活にも時間をとられる事象があった。

Strategy for Future Research Activity

検診業務は、人員補強で少し減らせており、研究時間が増やせている。本年度中に論文発表にこぎつけるべく、研究時間割合を増やし続けていく予定である。

Causes of Carryover

研究業績不足で論文執筆や学会発表に使えるものがなく、出張が予定通りに組めなかった。次年度にその多くを行う計画となっている。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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