2024 Fiscal Year Annual Research Report
バーチャルリアリティ体験の事後効果を活用したパフォーマンス発揮に関する研究
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22K12109
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| Research Institution | Otsuma Women's University |
Principal Investigator |
磯山 直也 大妻女子大学, 社会情報学部, 講師 (70742021)
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| Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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| Keywords | バーチャルリアリティ / アフターエフェクト / HMD / 認知心理 / 行動変容 |
| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、Virtual Reality(VR)体験が体験者の行動や思考に与える影響、特にVR体験後の行動変容について調査することを目的としている。実環境からVR環境へ体験者自身が移動していると感じさせることは、体験の自然さや没入感に影響を与えると考えられるため、これまでに現実とVRの境界を明確にする手法として「ドア」を用いたVR環境への遷移手法を提案した。この手法により、体験者が「自分自身が別の世界に入る」という感覚を明確に持つことができ、没入の質を高める可能性がある。2024年度にはこの研究成果をまとめ、国際学会にて発表を行い、国内外の研究者との意見交換を通じて、本研究の有用性や今後の展開について議論を深めることができた。 また、VR体験後の心理的状態がその後の行動に及ぼす影響についての一例として、読書における没入感に着目した応用的な実験を実施した。小説を読む際、多くの読者は物語世界に没入しながら楽しむが、日を分けて読書を行う場合、再読開始時に再び物語に入り込むのが難しいという課題がある。そこで本研究では、小説に関連したVR映像を読書前に提示することにより、読者が物語世界の雰囲気を事前に感じた上で読書を開始するという手法を提案した。実験では、実験参加者にVR映像を視聴させた後に小説を読んでもらい、読書への没入感についてアンケート調査を実施した。その結果、「小説の世界に入り込みやすくなった」との肯定的な回答が多数得られ、VR体験が読書への導入として有効に働く可能性が示唆された。これらの知見は、国内学会にて発表を行い、今後の応用展開に向けたフィードバックを得ている。
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