2022 Fiscal Year Research-status Report
円滑な遠隔コミュニケーションに有効なヒト内部状態提示方法の探索
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22K12224
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Research Institution | Hiroshima City University |
Principal Investigator |
下川 丈明 広島市立大学, 情報科学研究科, 准教授 (30645312)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 遠隔コミュニケーション / 内部状態推定 / 可視化 |
Outline of Annual Research Achievements |
遠隔コミュニケーションにおけるヒト内部状態提示システムのプロトタイプ構築と、その提示システムを用いた実験プロトコルを作成した。少人数の実験を行い、抽象化されたリアルタイムの表情情報の伝達が遠隔コミュニケーションの円滑化に有効であるという結果が得られた。また、表情以外のヒト内部状態の計測と伝達について調査検討を行った。その他、視覚に関するヒト内部システムの数理モデル化についての研究をまとめ論文誌に投稿した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今後研究を進める上でベースとなる状態提示システムと実験方法のプロトタイプを作成することができ、その有効性をある程度確かめることができた。これにより今後の研究の進展について見通しが立ったため、おおむね順調に進展していると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
作成した状態提示システムのプロトタイプを改良・拡張していくことで、遠隔コミュニケーションの円滑化にあたり提示すると有効なヒト内部状態パラメータを探索する。実験を行い、その結果について学会発表を行うことで、他の研究者からコメントをもらいそれを研究内容にフィードバックする。
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Causes of Carryover |
論文掲載料や英文校正費として使用予定であったが、論文投稿が遅くなったため次年度に使用予定である。
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