2022 Fiscal Year Research-status Report
カフレス血圧推定のための複数の光色を用いた特徴量抽出の検討
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22K12248
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Research Institution | Nara Prefectual University |
Principal Investigator |
鈴木 新 奈良県立大学, 地域創造学部, 教授 (20586367)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | カフレス血圧推定 / 脈波特徴量 / 光色 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は交付初年度にあたり情報収集と研究環境構築に取り組んだ。日本生理心理学会・日本感情心理学会では血圧との関係性もあるストレスや感情の評価方法について情報を収集した。測定機器については入手性や価格の点から市販のものが利用しやすく、その観点から複数の機器の光源や生データの取得方法などについて情報を収集した。しかしデータ取りのための実験をはじめとする実際の作業については十分な進展ではなかった。その理由のひとつとしては本研究課題以外の業務に時間が取られることが多く、集中した時間を取ることができなかったこともある。2023年度以降は本研究課題以外の業務との優先順位を整理して進めていく必要を痛感した。 2023年度はハード、ソフトの両方において、特にデータ取得用システムの構築を中心に、研究環境構築に取り組む必要がある。研究環境が構築できた後はデータ取りなどの実験を進め、得られた実験結果を解析していく。また学会における先端的な研究の情報収集も引き続き行い、脈波と血圧との関係性解析を進め、学会や論文の発表を行う予定でいる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
進捗は予定していたスケジュールに対してやや遅れている状況である。その理由のひとつとしては本研究課題以外の業務に時間が取られることが多く、集中した時間を取ることができなかった。本研究課題以外の研究テーマにも時間を割いていたことも理由であった。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究課題以外の業務や研究テーマとの優先順位を整理することが重要である。優先順位が整理した後に、本研究課題の実施内容を項目ごとに分けて外注などを利用しながら進めていくようにする。これによって2022年度の遅れを挽回するように努める。
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Causes of Carryover |
2022年度に研究環境の構築が予定通りに進まなかったため次年度使用額が生じた。2022年度の実施予定分は2023年度に実施する予定でいる。
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