2022 Fiscal Year Research-status Report
Research and Development of Data Exchange Infrastructure to Enhance the Interoperability of Healthcare Information Systems
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22K12256
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
中村 直毅 東北大学, 大学病院, 准教授 (50447132)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 相互運用性 / 医療情報 / 情報連携プラットホーム / FHIR |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、病院内外にある、電子カルテ、部門システム、DWH(Data Ware House)、地域医療連携ネットワークシステムなどと汎用性のある仕組みで柔軟に情報連携を可能とする連携アダプタを実現することを目指している。具体的には、Apache Camelを用いて、標準化されたEIP(Enterprise Integration Patterns)に基づいて、汎用的な仕組みで、システム連携・システム統合するためのアーキテクチャを研究開発するものである。 本年度は、地域医療連携ネットワークシステム、電子カルテ、部門システム、DWHと連携することを想定した接続方式の検討・設計を行った。Apache Camelを用いて各種システムと連携するため、技術面での基礎調査を行った。これらの調査をもとに、システム全体のアーキテクチャの設計を進めた。また、医療情報システムとの連携で用いられるHL7形式データやCSVファイル、データベースとの直接接続するための手法を確立するため、単一の医療情報システムとデータを送受信するためのインターフェース機能の設計およびプロトタイプの試作を行った。さらに、HL7形式のデータ、CSVファイル、データベース接続を介して、システム間の相互運用性を実現するためにFHIR形式へデータ変換するた連携機能の設計およびプロトライプの試作を行うとともに、FHIRレポジトリへのデータ登録したり、FHIRレポジトリからデータ取得するプロトタイプの試作を通して、一連の機能が単体で効果的に機能することを確認した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画通り、基礎調査、システム設計、プロトタイプシステム開発が円滑に進んだ。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度開発したプロトタイプシステムをベースにして、機能の修正・拡張を進め、既存システムとシームレスな連携が可能となることを目標にして研究開発を推進する。
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Causes of Carryover |
既存資産活用によって物品の購入計画の見直しが発生している。また、学会発表や論文作成等の助成金使用が遅れている。今後、研究が進むに従って、これらの助成金を使用する予定である。
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