2023 Fiscal Year Research-status Report
学習設計のスキルを深めるための「学びほぐし」を取り入れた活動の提案
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22K12321
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Research Institution | Meiji Gakuin University |
Principal Investigator |
根本 淳子 明治学院大学, 心理学部, 准教授 (80423656)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 暁子 千葉工業大学, 情報科学部, 教授 (20648969)
竹岡 篤永 事業創造大学院大学, 新潟地域活性化研究所, 研究員 (30553458)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 学びほぐし / 学習支援 / ゲーム型学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は授業設計・学習支援法を学ぶ大学生を対象にした「学びほぐし」を取り入れた学習活動の支援手法を開発することである。これまでの学習体験が既成概念(これまでに作り上げられた一般的な考え)として対象者の中に組み入れられていることを踏まえ、「学びほぐし」として既成概念を認識・再認識する活動と、教授設計スキルの向上を目指して他者と学びあう活動を取り入れた学びのデザインについて検討している。 「学びつづけるための『学びほぐし』は専門スキルの向上に寄与するか」という問いに向かい、初年度は学びほぐしに相当する活動調査を中心に取り組んだ。2年目は「ゲーム要素を取り入れた学習活動」を中心に活動案を試行した。ほぐす目的とした、グループでの活動を設計したり、VR等を用いた活動の導入を行い、また、実体験と仮想・ケース検討の組み合わせについて取り組むなど、複数を小規模単位で実施・確認していった。これらの活動は、それぞれ学習者の意欲や関心を高めつつ、様々な気づきを得ることになった。一方で、ほぐすことがどこまでできたのか、その先にある参加者(協力者)の活動デザインへどれぐらいの影響を与えることができるようになったのか、評価方法に工夫が必要であることが見えた。次年度は、これらの活動案を精緻化させ協力者を募って活動実施・評価を行う予定である。並べて評価方法についても整理が必要であるが、こちらについては文献調査も再度実施しながら見直すことが必要である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2年目からは、1年目に設定されたデザイン要件にあわせた活動の部品を一つずつ試作していく段階になる。実際にメンバー内や協力者を募って、試行を繰り返した。それぞれの活動の効果については期待できる部分もあるが、実践の場面が限定されてしまう試作もでてきた。そのため、活動については今後も汎用性を高めること、要件の再定義をして新たな活動の提案と試行が必要である。
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Strategy for Future Research Activity |
継続的に学び手として「学びほぐし」の在り方を模索しつつ、これまでの実践的な取り組みから得られた気づきを含め先行研究調査も追加する。評価については、従来の評価以外の方法があるか継続的に調査を進める。チーム内でのやり取りを継続的に行い、提案活動数を増やし、応用の可能性が高い方法も検討していきたい。
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Causes of Carryover |
全体的に予定通り執行していったが、調査のための旅費を一部執行しなかった。次年度以降に、他の実践の見学等や実施のために執行する見込みがある。
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Research Products
(2 results)