2023 Fiscal Year Research-status Report
Development of Empathy-Building Indicators and Theoretical Model for Online Tours for Disaster Reconstruction
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22K12589
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Research Institution | Miyagi University |
Principal Investigator |
大嶋 淳俊 宮城大学, 事業構想学群, 教授 (00789323)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 共感醸成 / 地域ブランディング / デジタルマーケティング / 観光 / 震災復興 / オンラインツアー / リーダーシップ / 観光DX |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度の研究実績は、次のとおりである。 第1に、共感醸成の概念を組み込んだ東北復興支援・地域活性化のための観光動画を2本制作して展開した。行政や産業界の協力を得た産官学連携PBLプロジェクトとして実施できたので、地域外へPRと共感獲得に加えて、地域内・ステークホルダー内での協働と共感醸成にもつながった。また、産官学連携活動がテレビ・ラジオ・新聞・Web記事など様々なマスメディアに取り上げられて、地域ブランディングの向上にも貢献できた。 第2に、コロナ禍以降におけるオンラインツアーの利用経験と観光行動についての数百人規模の質問紙調査を実施して動向分析を行った。そして、2023年12月には日本観光研究学会東北大会にてリアルな商品・サービスとデジタル革新(DX)を掛け合わせた“共感人口”の創り方についての報告を行った。また、情報文化学会九州大会で観光DXによる行動変容について、オンラインツーリズムに焦点をあてた報告を行った。さらに、2024年3月に「東北復興支援・地域活性化に向けた地域連携PBLプロジェクトの実践と課題」と題して、日本観光研究学会東北支部ニューズレターに3回連載で研究報告を行った。 第3に、上記の知見を活かして、仙台市における地域ブランディング推進のためのアドバイザーとして社会貢献活動に取り組んだ。具体的には、地域の内外での共感醸成の重要さを会議等で解説して、そのような観点を盛り込んだ地域ブランディングのとりまとめに協力した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コロナ禍があけて行動制限がなくなり、研究活動を比較的順調に行うことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究開始時にはコロナ禍がいつ終わるかわからない状況にあったが、2023年5月に行動制限がなくなったことにより、人々の観光行動に大きく変化している。そのため、オンラインツーリズムなど観光DXにも大きな変化が起きている。このような状況の変化を踏まえて、計画された研究の進捗に注力するととともに、関連テーマについてさらに最新のデータ収集と分析を強化して、研究の一層の発展を目指す。また、共感醸成には観光交流を促進する「地域活性化リーダー」の存在が重要だということがあらためてわかったので、そのような観点からも持続可能な共感醸成と観光交流促進の関係について研究を行う。
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Causes of Carryover |
2023年度に購入を検討していた情報通信関連機器やソフトウェアを2024年度に購入する。また、2023年度実施したWebアンケート調査をさらに拡充した調査を2024年度に実施する。
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Research Products
(6 results)