2022 Fiscal Year Research-status Report
Influence of the sensitivity of interoception on visual information of mental images
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22K12749
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
廣瀬 健司 北海道大学, 人間知・脳・AI研究教育センター, 博士研究員 (30706768)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 長さ比較課題 / 視角 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和4年度は実験刺激の詳細を決定するための情報収集と,実験プログラムの作成・実行のための環境整備を行った。 実験刺激について:本研究で実施する2線分の長さ比較課題の実験刺激作成のため,情報収集を行った。先行知見(Freyd & Finke, 1984)には刺激の大きさ(視角)の情報の記載が無いため,現在も研究活動を続けている筆頭著者に電子メールで問い合わせをしたところ,現職に就くにあたり大学を移動した際,当該の実験の資料は全て破棄しており,刺激の大きさについては不明である旨返答をいただいた。そこで,上記先行知見を引用している論文を調査したが,同様の課題を行なっている研究は無いことが分かった。 環境整備:実験プログラムを実行するコンピュータを調達し,刺激操作及び提示と反応取得などを行う実験プログラムの作成と,実験実施のための環境構築に取り組んだ。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
実験刺激の大きさを決定するための,明確な基準となるような先行知見は無いことが分かった。実験プログラムを作成・実行する環境が整った。 遅れが発生しているのは以下の理由による。 令和4年3月に広島大学での職が打ち切られたため,令和4年度は7月まで求職活動に専念しなければならなかった。研究にエフォートを割くことができるようになったのは就職した8月以降となったため,当初予定よりも進行が遅れることとなった。 先行知見の実験刺激の情報が散失してしまっている点も想定外であり,先行知見の精査が必要となった。 また,半導体不足の影響と,購入先の生協の確認ミスで,実験プログラム作成・実行のためのコンピュータの調達が当初予定よりも大幅に遅れた。
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Strategy for Future Research Activity |
上記の通り,実験を実施するのに必須の刺激の大きさの情報が,先行知見等からは得られなかった。そこで令和5年度は,まず,やや探索的に予備実験を行い,上記先行知見と同様の結果が得られる刺激条件などを決定する。 その実験結果を元に,心的視覚イメージの効果を検出しうる実験条件を探索する。確定された実験条件に基づき,課題と同時に心拍を測定し,イメージの効果が心拍によってどのような影響を受けるかを検証する実験を実施する。
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Causes of Carryover |
前述の諸理由により研究が遅れているため,実験実施のために計上していた予算が余り,令和5年度の使用額が生じている。実験実施のための,実験参加者への謝礼等で使用する。 本研究の遂行には,心拍を計測するための機器(BIOPAC(BIOPAC Systems, Inc))が必要である。研究計画書提出時は広島大学の所有する機器を使用する予定であったが,予算不足で雇用が打ち切られたため,広島大学を離れねばならず,使用できなくなった。 剰余分の予算は,この機器の購入の一部に充てる。
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