2024 Fiscal Year Annual Research Report
大型自己細胞パッチによる新規先天性横隔膜ヘルニア根治術の開発
| Project/Area Number |
22K12784
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| Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
張 秀英 九州大学, 医学研究院, 学術研究員 (50914173)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永田 公二 九州大学, 大学病院, 講師 (20419568)
田尻 達郎 九州大学, 医学研究院, 教授 (80304806)
河野 淳 九州大学, 大学病院, 助教 (90758418) [Withdrawn]
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| Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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| Keywords | 組織工学 / バイオ3Dプリンター / 細胞パッチ / 先天性横隔膜ヘルニア / 臍帯由来間葉系幹細胞(UC-MSC) / 横隔膜再生 / 人工臓器 / 羊水由来幹細胞 |
| Outline of Annual Research Achievements |
当初の研究計画通り、まず臍帯由来間葉系幹細胞は移植療法に応用可能な細胞ソースであることの検討を行った。in vitro解析において、細胞形態、細胞の増殖能、表面抗原および多分化能等の間葉系幹細胞特性を評価した。In vitro解析において、hUCMSCは間葉系幹細胞マーカ-が陽性で、多分可能を有していた。細胞ソースの検討と適切な3次元構造体の検討により5cmx5cmの細胞パッチを作製することの目標を達成した。また、in vitroにおいてhUCMSCから神経分化誘導能の検討を行った。hUCMSCを分化誘導培地に2週間培養により神経様細胞を得た。これら神経様細胞は、免染蛍光染色にてHuC/D、MAP2のNeuron陽性を認めた。先行する幹細胞研究等参考にし、筋芽細胞の効率的分化、大量培養、目的細胞の純化等の条件検討によりデータを蓄積された。hUCMSCより立体的構造体を作成するためのスフェロイド作成の最適化を行い、その結果をもとに、バイオ3Dプリンターで作製した構造体に科学的刺激を与え、5週間の循環培養による適切な強度を得られた。 先天奇形を伴う難治性疾患をもつ患児では、出生直後の患児から生体試料を採取することも倫理的に困難であるため、疾患原因の特定が困難である事が多く、疾患原因の探索的研究や新規治療法の開発も困難である事が多い。今回の横隔膜再生では、臍帯、羊水から得られる細胞をソースとすることで先天奇形の根治治療を目指す事が可能となる。破棄されてきた貴重な生体試料を用いることで、再生医療製品の開発が可能となり、医療現場に新たな価値をもたらす研究となる。
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