2023 Fiscal Year Research-status Report
抗がん化学療法患者における脳波モニタリングの有用性の検討
Project/Area Number |
22K12842
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
今滝 修 香川大学, 医学部附属病院, 講師 (60437697)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
植村 麻希子 香川大学, 医学部, 助教 (00710188)
久保 博之 香川大学, 医学部附属病院, 医員 (30746681)
石田 智也 香川大学, 医学部附属病院, 医員 (40933015)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | がん化学療法 / 脳波 / 体内時計 / 概日周期 / 睡眠障害 |
Outline of Annual Research Achievements |
抗がん化学療法中の患者において脳波を測定し、合併症の発症併発における脳波測定に有用性を検証するのが本研究の目的である。本研究の主目的は「抗がん化学療法患者における脳波モニタリグの有用性を検証する」ことである。 想定される各種の病状における脳波の変化を読み取る。本研究では以下の三つの場面におい て脳波の所見が病態の診断治療に有用なのではないかと仮説した。以下の多面的な観点で研究を行っている。(1)嘔気のコントロール。→REM睡眠のモニタリングにより嘔気対策の効果判定に利用。(2)化学療法中発熱の鑑別。→感染症や反応熱など発熱の原因を鑑別できるか検証。(3)睡眠障害と治療効果の関係。→睡眠が免疫状態を改善し治療効果に影響するか確認。現在、脳神経学的にどの波形をモニタリングするかを検討している段階である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
脳波測定の機器は選定済みであるが、費用の調整およびそれに伴う研究実施患者数の設定に時間を要している。臨床的な有用性の理論的背景について確証が取れず臨床試験の遂行が開始できていない。
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Strategy for Future Research Activity |
臨床的な理論的背景について再検討を行う。
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Causes of Carryover |
臨床的条件検討に時間を要しているため。
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Research Products
(8 results)