2023 Fiscal Year Research-status Report
21世紀台湾文学における「戦争記憶」をめぐる基礎的研究
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22K13062
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Research Institution | Dokkyo University |
Principal Investigator |
明田川 聡士 獨協大学, 国際教養学部, 准教授 (30844203)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 中国文学 / 台湾文学 / 中国語圏文学 / 華語語系文学 / 歴史 / 戦争 / 集団的記憶 |
Outline of Annual Research Achievements |
(1)研究成果の公表:学術論文5編、共著・分担執筆3冊、学会発表7回、解説1編、書評1編、翻訳1冊。そのうち代表的な業績は下記のとおり。①論文「「文學」與「歴史」的對話之旅:重讀李喬《結義西來庵》」『臺灣文學研究集刊』(國立臺灣大學、pp.63-90、2023/8)、②共著「存在主義風潮下的主體追尋:論李喬〈小説〉與其安部公房閲讀史」、陳惠齡編『千面李喬:2022李喬文學、文化與族群論述國際學術研討會論文集』(臺北市・萬卷樓圖書、pp.155-181、2023/12)、③共著「戰後臺日雙方的少年工意象比較」、林佳儀編『新竹在地文化與跨域流轉:第五屆竹塹學國際學術研討會論文集』(臺北市・萬卷樓圖書、pp.195-228、2023/11)、④口頭発表「日本與臺灣文學的“戰爭”想像」(文化記憶與歴史想像:華文文學國際學術研討會、國立臺北大學ほか、2024/1)、⑤口頭発表「21世紀台湾文学が描く戦争の歴史と記憶:呉明益小説を中心に」(東方学会2023年度秋季学術大会、東方学会、2023/11)、⑥口頭発表「中国語圏文学の輪郭:台湾馬華文学における歴史と政治」(中大人文科学研究所定例研究会、中央大学、2023/7)ほか。 (2)国際交流:2023/11には自身の科研費研究を主催として、国際ワークショップ「迥徑風景:第四屆戰後亞洲文學與文化傳播國際工作坊2023」を獨協大学にて開催した。日本・中国・韓国・台湾・香港・マレーシア・シンガポール・カナダより18名の研究者を招聘し、議論を交わした。また、これとは別に、日本・アメリカ・台湾などの国際学会やワークショップにも参加し、自身の研究報告を行うなど、海外研究者との学術交流を積極的に進めた。 (3)書籍・資料の購入と分析:現代中国語圏の文学と映画に関連する書籍資料、文献資料、映像資料を購入し、分析を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
2023年度は研究2年目にあたり、これまで続けてきた中国語圏文学研究の蓄積のもと、本研究課題は順調に進展している。 当該年度を通して、国際学会・国際ワークショップにて研究報告を5回、国内ワークショップにて研究報告を2回、学術論文を5編、共著・分担執筆の出版物を3冊、翻訳書を1冊、解説1編、書評1編などを発表することができた。2023/11には自身の科研費研究を主催として、国際ワークショップ開催し、日本・中国・韓国・台湾・香港・マレーシア・シンガポール・カナダなどの研究者と議論を交わし、情報交換することができた。これとは別に、日本・アメリカ・台湾などの国際学会やワークショップに参加し自身の研究報告を行ったことで、海外研究者との学術交流を進めることができた。 当初の研究計画に従って、年1回から2回程度の研究発表、1編から2編程度の論文発表を行うことができている。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は、本研究期間の3年目となるため、継続して資料収集や文献調査を行いながら分析を進め、学会口頭報告や論文発表などにより研究成果を発表していきたい。
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Causes of Carryover |
所属大学の個人研究費を優先的に使用したため、予算執行上、次年度使用額が発生した。総予算の使用計画全体に変更はない。
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Research Products
(21 results)
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[Book] 霊界通信2023
Author(s)
陳又津(明田川聡士訳)
Total Pages
344
Publisher
あるむ
ISBN
9784863331983
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