2022 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
22K13340
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
稲田 奏 東京都立大学, 法学政治学研究科, 准教授 (10822207)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 選挙ボイコット / 選挙権威主義体制 / プロテスト / 数理分析 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は当初の計画よりも研究を順調に進めることができた。第一の計画である数理分析については、当初の予定通りモデルの作成と事例分析が完了した。さらに2023年度前半に計画していた論文執筆についても前倒しで完了した。研究成果は2022年度の日本政治学会で報告した。第二に、ボイコットに関するデータの整備も概ね完了した。整備したデータに基づく実質的な分析はこれからの課題である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
選挙ボイコットに関する数理分析については、当初の計画よりも若干早い段階で学会報告へとつなげることができた。査読と修正のプロセスはこれからであるが、進捗状況は概ね良いと考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
数理分析については引き続き学会報告を行い、国際査読誌への投稿に向けて改稿を行う。さらに、数理分析から得られた知見を実証分析でテストするための政党レベルデータの整備を完了させる。また、整備を進めているデータと利用可能な他のデータセットを踏まえながら、選挙ボイコットのどの側面に具体的に焦点を当てて検証を行うのか検討する。
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Causes of Carryover |
概ね当初の計画通り研究は進んでおり、次年度使用額は生じたものの少額にとどまる。
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