2023 Fiscal Year Research-status Report
法執行プロセスにおけるエージェンシー問題の経済学的分析
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22K13413
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Research Institution | Seikei University |
Principal Investigator |
矢作 健 成蹊大学, 経済学部, 講師 (90844548)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 法と経済学 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は研究論文の執筆、研究発表を積極的に行った。研究論文について①Legal Errors with Biased Law Enforcers and Judgesでは、法執行官と裁判官の戦略的な相互作用を分析している。②Profit -Motivated Information Provision and Criminal Behaviorsではメディアによる犯罪情報提供のもたらす影響を分析している。③Law Enforcement with Naive Offenders and Endogenous Self-Commitmentでは人々による突発的な犯罪行動及びその予防的措置を議論している。それぞれ単著で執筆された論文である。国際的な共著ではパリ・ナンテール大学の Eric Langlais教授と④Law enforcement with unlawful investigations and liability rules を執筆し、警察官の違法捜査に関する対策を議論している。⑤Endogenous Delegation to Law Enforcers は東京大学加藤晋准教授と共著で執筆し、どのような法執行官に業務委託するのが望ましいのかを議論している。これらの論文は法と経済学の研究に重要な貢献をもたらすものである。順次海外査読雑誌に投稿する予定である。研究発表についてはパリのナンテール大学、フランスのナンシー大学で②Profit -Motivated Information Provision and Criminal Behaviorsの研究発表を行った。Law Enforcement and Political Misinformation は早稲田大学の山口洋平さんと執筆し、Journal of Theoretical Politics, 36(1), 3-36, のように2023年に公刊の受理がなされている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
論文の執筆も計画的に行い、海外でのセミナーで発表も行えたためおおむね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度執筆した論文を海外雑誌に投稿し公刊することを目指す。また、海外での研究発表にも積極的に参加し、計画的に研究を進めていきたい。
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Research Products
(4 results)