2023 Fiscal Year Research-status Report
Development of a Model for Analyzing Container Cargo Trades at Japanese Regional Ports and Application to Policy Assessment
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22K13501
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Research Institution | Takushoku University |
Principal Investigator |
松田 琢磨 拓殖大学, 商学部, 教授 (40882535)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | コンテナ輸送 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,日本の地方コンテナ港湾における海上コンテナ輸送に関するモデルを構築して,日本及び海外の物流インフラ投資や港湾政策などの施策,近隣港湾間の競争などの要因が地方港湾におけるコンテナ貨物の輸送パターンにもたらすインパクトを定量的に評価したうえで,コンテナ港湾を活性化するための課題を抽出することを目指している. 2023年度は地方港の物流動向の分析も見据えて,コンテナ輸送におけるデータ構築に取り組んだ.過去の記録や既存データを組み合わせて一貫したデータセットを構築することで,産業初期からの市場構造や参入・退出・投資など企業の意思決定や各国の政策の影響を検証することを目指すことを意図している. データの構築では,コンテナ輸送が本格的に始まった1966年から2009年までの北米,欧州,大西洋往復航の年レベル運賃と貨物輸送量に加え、新造船価格、中古価格、解撤価格で実施した。各種資料を基にデータを構築したほか,この時期に実務に携わった経験者への問い合わせを通じてデータの整合性を検証した.さらにデータセットを用いて、80年代の市場構造変化を定量的に特定するため構造変化テストを行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コンテナ輸送のデータ整理は進んだものの,地方港に関するデータ不足を補完する分析が遅れているため.
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Strategy for Future Research Activity |
昨年度同様,今後の研究の方針は二つに分かれる.一つは,計量経済モデルの構築を進め,地方港のコンテナ輸送動向に関する分析を進めていくこと,もう一つはデータの不足を補完する分析を進めていくことである.前者については,とくに運賃データが十分に得られないことを踏まえたうえで,実務上意味のある分析を進めていく方向で研究を進めていく方針である.二つ目の分析を用いることで上記の分析を補完して研究を進展させることができないかさらに検討を進めたい.
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Causes of Carryover |
想定していた国際学会への出張を取りやめたため,使用額が想定よりも低くなったことが次年度使用額が生じた大きな理由である.来年度は学会発表による旅費の使用を計画している.
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