2023 Fiscal Year Research-status Report
障害福祉サービスに携わる就労支援者のための職業的アセスメント研修プログラムの開発
Project/Area Number |
22K13576
|
Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
前原 和明 秋田大学, 教育学研究科, 教授 (00840365)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
|
Keywords | アセスメント / 職業リハビリテーション / 職業的アセスメント / 就労支援 / 障害福祉サービス / 就労アセスメント / 就労選択支援 / 人材育成 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度の研修の試行実施では、研修プログラムの内容について、アセスメントの手法のみに特化するのではなく、より広範な就労支援の知識やスキルについて学ぶことも要素として必要なことが示唆され、研修内容の更なる改善が必要であると考えられた。そのため、更なる改善に向けた情報を得ることを目的に、米国の障害者の移行支援に関する実践研究を行う組織である「International Division on Career Development and Transition (DCDT) 」の国際会議に参加し、米国における人材育成に関する情報収集を行った。また、台湾の国立彰化師範大学に併設される「台中・彰化・南投地域障害者職業リハビリテーションサービスリソースセンター」を訪問し、台湾における人材育成の取組に関する意見交換を行った。 米国における移行支援での役割分担と多機関連携のシステムを参考にした知識やスキル内容についても検討が必要と考えられた。また、台湾における人材育成におけるオンデマンドの研修実施や研修システムは、今後に向けて参考になる取組であると考えられ、日本での実施に向けた検討も必要であると考えられた。これらの詳細については、論文等で発表を行った。 今後の就労支援者に対する研修プログラムの構築に向けて、研修内容、研修方式など継続的な検討が必要であると考えられた。継続的な試行実施を行い、更なる検討を行っていくこととする。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2年目においては、研修の試行実施をしていくことを計画していた。しかし、1年目の研修の試行実施を踏まえて、研修内容の検討に向けての情報収集や調査の必要性が考えられた。これを踏まえて、情報収集を行ったため、やや遅れている状況となっている。
|
Strategy for Future Research Activity |
今年度の研究から、諸外国での就労支援の研修プログラムの実施状況を踏まえて、将来的な研修プログラムの運用に向けて、オンライン(オンデマンド)の活用や研修内容の精査に関する課題が考えられた。引き続きの情報収集を行うとともに、研修方式に関する調査、研修の施行実施等の研究を行うこととする。
|