2022 Fiscal Year Research-status Report
学校ビオトープを活用した道徳教育実践モデルの構築に関する研究
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22K13695
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Research Institution | Tohoku Gakuin University |
Principal Investigator |
清多 英羽 東北学院大学, 文学部, 准教授 (70557800)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 学校ビオトープ / 道徳教育 / 教育学 / 環境教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、全国の学校ビオトープで行われてきた教育実践の数々の記録を俯瞰し、その中から適宜ヒアリング調査を行うことによって、道徳教育に関連する、もしくは関連しそうな、ビオトープにおける教育実践の諸例を収集し、得られたデータを整理・分析・類型化して、学校ビオトープを道徳教育の教材として活用するための教育モデルを構築・提案することを目的とし、2022年度はコロナ禍のこともあり、文献研究を中心に教育モデルの雛形、イメージを策定することに注力した。 学校ビオトープを道徳教育の教材として活用する教育モデルを中核モデルと周辺モデルとに区分し、それぞれ具体的な内容を当てはめる研究を行なった。中核モデルには「生命の尊さ」(D-19)が該当する「いのちの教育」と「自然愛護」(D-20)の内容項目を設定した。中核モデルの候補はこの先の研究の進捗状況で多少変化があるかもしれないが、大方この2モデルが中心となる見通しが立てられた。周辺モデルとしては、「遵法精神、公徳心」(C-10)や「公正、公平、社会正義」(C-11)が候補として挙げられた。 中核モデル群、周辺モデル群を今後組み尽くしていくのが、今後の本研究の課題である。そのためには、今後、学校ビオトープの教育実践をおこなっている様々な教育実践者の取り組みを資料ベースで網羅的に検討することはもとより、直接、教育実践を見学・観察することによって学校ビオトープ資源に内在する道徳教育的な要素を抽出して、整理し、教育モデルとして再構成する取り組みが重要である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍での出張制限があり、実地調査が叶わなかった期間が相当数あった。 また、2度の手術を経るなど、体調の著しい悪化により遅れをとったことは否めない。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度はコロナ禍が明けることもあり、順調に実地調査に向かうことができそうである。全国の学校ビオトープの教育実践を視察することを通して、ヒアリングを行い、道徳教育の教材としての学校ビオトープの可能性について探る予定である。 また、文献調査として、書籍、論文だけでなく新聞、雑誌などの媒体にも手を広げ、学校ビオトープの教育実践の資料の収集にも継続して力を入れていく。
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Causes of Carryover |
コロナ禍と体調不良で実地調査の出張に行けなかった分についてが、次年度使用額が生じた理由である。 2023年度は前年度の分も実地調査に赴く予定である。
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Research Products
(1 results)