2023 Fiscal Year Research-status Report
親密な関係者間における暴力のエスカレート予測とその評価手法の開発
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22K13808
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Research Institution | National Research Institute of Police Science |
Principal Investigator |
常岡 充子 科学警察研究所, 法科学第四部, 主任研究官 (80623199)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | ドメスティックバイオレンス / 攻撃行動 |
Outline of Annual Research Achievements |
親密な関係者間で生じた暴力のあったことが明記された判決文の中で、加害者に対して精神鑑定等を実施したことが明記されている判決文を選別した。その中から精神鑑定の内容がわかる資料の閲覧が許可された事例についてのみ、資料を閲覧して必要な情報を収集した。収集した情報は、当該判決文の事件特徴ごとに分類し分析した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2年目は初年度に閲覧できなかった事件についての情報を収集し、現時点で収集可能な事件すべてについて資料を閲覧することができた。また、収集した情報を分類し大まかな傾向を把握することができ、おおむね順調に進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は収集した情報をもとにWeb調査の実施に必要な情報を選定し、実際にWeb調査を実施する。Web調査を通じて実際のドメスティックバイオレンス相談現場において活用可能な尺度の作成を試みる。
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Causes of Carryover |
資料収集のための出張費用について、旅程の工夫により支出を抑えることができた。翌年度は大規模Web調査を実施する予定である。
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