2023 Fiscal Year Research-status Report
A pilot RCT of videoconference parent training for mothers of school-age children with ASD
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22K13835
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
石井 篤子 大阪大学, 大学院連合小児発達学研究科, 特任助教(常勤) (10911266)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | ペアトレ自宅学習教材 / ロールプレイモデル動画 |
Outline of Annual Research Achievements |
神経発達症のひとつである自閉スペクトラム症(ASD)は、社会的コミュニケーション・対人関係の困難さ、強いこだわりや限られた興味を持つ障害である。ASDを有する子どもへの支援のみならず、親などの養育者の支援も重要である。本研究では、ASD児童を養育する母親向けペアレントトレーニングをTV会議システムを用いて実施し、パイロットRCTによる効果検証を行う。コロナ以前は、ペアトレは対面式による小グループで実施されることが多かったため、トレーニング中に行う参加者同士のロールプレイや意見交換は、効果的なピアアシスタント構造を形成することができた。一方で、TV会議システムによるオンライン介入では、対面と同じロールプレイは難しく、工夫が必要である。 2023年度は、参加者が自宅で視聴できる動画教材の作成を行なった。具体的には、対面ペアトレで参加者が実施するロールプレイにモデル動画の教材ビデオ作成を行なった。この教材利用により、参加者が、各自、利用しやすい時間や場所で、オンライン教材として視聴し、トレーニングの一部を受講することを可能にする。オンライン教材学習の後で、TV会議小グループでのリアルタイムセッションに参加する方法を構成した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2022年度に計画が遅れた分が、今年度も遅れとして残った。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は、参加者のリクルート、介入を進めていきたい。今後進捗状況によっては、参加者数の規模を少し小さくして、まずは本ペアトレプログラムの社会的妥当性の検討を行う予定である。
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Causes of Carryover |
研究進捗に遅れが生じたため。
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