2023 Fiscal Year Research-status Report
Reproduction experiments of chondrules together with GEMS grains
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22K14088
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
松野 淳也 九州大学, 工学研究院, 助教 (00903121)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | コンドリュール / GEMS / 熱プラズマ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は、太陽系始原物質の代表格である、コンドリュールとGEMSは同時に生成したという作業仮説を提案し、その検証のため熱プラズマ装置を用いて隕石粉末の加熱・急冷実験を行うというものである。不幸にして、2023年2月に研究代表者が脳梗塞を発症し救急搬送され、2023年7月までの5か月に及ぶ長期入院、その後の自宅療養と通院リハビリを行う必要が生じたため、研究を中断せざるを得なかった。研究代表者は一時は昏睡・右半身不随に陥ったものの、徐々にリハビリの効果があらわれADLを獲得していき、2024年2月には研究を再開することができた。なお同年2月からは、熱プラズマ装置を保有するラボに異動したため、熱プラズマの実験としての系の理解を行った。また、異動先のラボで、ナノ粒子の分析を行うため、光学顕微鏡観察、電子顕微鏡観察、粉末X線回折等の分析装置の調整や確認作業を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
不幸にして、2023年2月に研究代表者が脳梗塞を発症し救急搬送され、2023年7月までの5か月に及ぶ長期入院、その後の自宅療養と通院リハビリを行う必要が生じたため、研究を中断せざるを得なかった。研究代表者は一時は昏睡・右半身不随に陥ったものの、徐々にリハビリの効果があらわれADLを獲得していき、2024年2月には研究を再開することができた。なお同年2月からは、熱プラズマ装置を保有するラボに異動した。このため、異動に伴う研究環境の立ち上げ・事務手続きも加わったため、2023年度は、ほぼ本課題を進めることができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画当初は、熱プラズマ実験は出張して行うことを予定していたが、熱プラズマ装置の保有ラボへ異動したこともあり、実験施行回数は当初予定よりも格段に増えることが予想される。2022年度末から23年度にかけて、研究代表者の入院に伴う研究中段があり当初の予定通りとまではいかないものの、ある程度遅れを取り戻せるものと考えている。
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Causes of Carryover |
研究代表者が脳梗塞による救急搬送・長期入院(2023年2月から7月)となり研究活動を一時中断を余儀なくされたため、本研究も一時中断した。しかし2024年2月には研究活動を再開し、さらに本研究で中核をなす熱プラズマ実験の装置を保有するラボへ移動したため、2024年度は飛躍的に研究が進むと考えられる。そのため、申請時に計画していた研究費の使用額から大幅な変更が必要となった。
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