2022 Fiscal Year Research-status Report
終末糖化産物を標的としたフレイルに対する包括的な治療手段の開発
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22K15031
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
大坂 直也 昭和大学, 医学部, 助教 (10933997)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | サルコペニア / 終末糖化産物 / アプタマー / マウスモデル |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度はサルコペニアモデルの早老SAMP8マウス、老化抵抗性コントロールのSAMRマウスを用いた動物実験を行った。コントロールDNAアプタマーもしくはAGEs阻害DNAアプタマーを合成し、薬液徐放機能のある浸透圧ポンプに充填した。浸透圧ポンプをマウスの背部皮下に植え込むことで、アプタマーを8週間持続皮下投与した。アプタマー投与前後で握力を測定するとともに、アプタマー投与8週間後にヒラメ筋を採取した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
予定していた動物実験を行うことができたが、サンプルの測定・解析を進めることができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度の動物実験で採取した組織・血液サンプルの解析を進め、AGEs阻害DNAアプタマーがどのような機序を介し、老化によって引き起こされるサルコペニアを改善させるのかを調べるための実験を行っていく。
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Causes of Carryover |
動物実験で用いたSAMP8マウス、SAMRマウスは、すでに購入しておいたマウスを使用した。また、浸透圧ポンプとアプタマーについてもすでに所有していたものを使用した。このため繰り越し予算が生じた。2023年度は繰り越し予算を用いて細胞実験を追加して行う予定である。
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