2023 Fiscal Year Research-status Report
ヒトiPS細胞由来肝オルガノイドによるヒトHSC増殖支持機構の解明
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22K15123
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
角出 啓輔 京都大学, iPS細胞研究所, 特定研究員 (20826458)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | ヒトiPS細胞 / 臍帯血 / 造血幹細胞 / 胎児肝 / 肝オルガノイド |
Outline of Annual Research Achievements |
ヒトiPS細胞より誘導した肝芽細胞、星状細胞様細胞、内皮細胞を使用した肝オルガノイドをマウス体内に埋設し、ヒト臍帯血由来造血幹細胞を移植する実験を計画していた。しかし、研究用臍帯血を十分量入手できなかったことと、動物実験施設内における環境変化によって動物実験を始められる環境を構築できなかった要因により、本年度の実験計画を後ろ倒しにせざるを得なかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本年予定していた研究用臍帯血の供給がなかったため、マウス体内にヒト肝オルガノイドを形成し、移植する実験を行うことが出来なった。重症免疫不全動物は保存が出来ない上に非常に高額であるため、研究用臍帯血の供給を待っている状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、研究用臍帯血提供機関と連絡を取りつつ、研究実施体制の構築を急いでいる。既に研究用臍帯血を分離・保存・使用する準備は完了しているので、研究用臍帯血提供が開始された段階より遅滞なく実験を開始できるように重症免疫不全動物の手配を進めている。
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Causes of Carryover |
昨年度受領・分離・保存するはずの研究用臍帯血提供開始までの手続きに遅れが発生しているため、これにかかる費用並びに再締結を用いる実験費用を繰り越した。本年で本実験を遂行するため、次年度費用が発生している。
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