2023 Fiscal Year Annual Research Report
小細胞肺癌の発生早期に関わる遺伝子異常の解明：混合型小細胞肺癌を対象とした探求
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22K15403
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| Research Institution | Chiba University |
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Principal Investigator |
太田 昌幸 千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (40866612)
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2022-04-01 – 2024-03-31
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| Keywords | 混合型小細胞肺癌 / 小細胞肺癌 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、混合型小細胞肺癌に注目し、ヒトの腫瘍組織を用いた遺伝子変異解析やタンパク発現解析を行った。今年度は混合型小細胞肺癌と純型の小細胞肺癌の臨床病理学的因子の再評価、免疫組織化学による解析およびゲノム解析を行った。
各癌腫成分の分化、神経内分泌形質、遺伝子異常に関連したタンパク発現を確認するため、非小細胞肺癌の分化に関連する抗体（TTF1, Napsin A, p40, CK5/6）、神経内分泌形質に関連する抗体（INSM1, Chromogranin A, Synaptophysin, CD56）、小細胞肺癌の遺伝子異常に関連する抗体（p53, RB）を用いて免疫組織化学染色を行った。上記に加え、近年提唱された4つの転写因子・転写共役因子（ASCL1, NEUROD1, POU2F3, YAP1）によるサブタイプを確認するため、これらの抗体を用いた免疫組織化学染色を行った。
純型の小細胞肺癌におけるサブタイプの割合は、人体材料を用いた先行研究と同様の傾向を示した。一方で、混合型小細胞肺癌の小細胞肺癌成分におけるサブタイプの割合は純型のものとは異なる傾向がうかがわれた。また、非小細胞肺癌成分と小細胞肺癌成分とでp53やRBの発現に違いがある症例が存在した。今後は空間トランスクリプトーム解析などにより、組織中の形態学的位置情報と紐づいた遺伝子発現データを取得し、非小細胞肺癌成分と小細胞肺癌成分との間にどのような変化が生じているのか解明したい。
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[Journal Article] Cystic primary squamous cell carcinoma of the thyroid2024
Author(s)
Harada‐Kagitani Sakurako、Kouchi Yusuke、Shinomiya Yoshiki、Hiramoto Takuto、Arai Tomoyuki、Hanazawa Toyoyuki、Onodera Kiyotaka、Nakama Kaito、Aihara Takanori、Ota Masayuki、Ikeda Jun‐Ichiro、Kishimoto Takashi
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Journal Title
Pathology International
Volume: -
Pages: -
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
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[Presentation] ICG静脈投与による区域切除により,安全な切除マージンが確保できる2023
Author(s)
越智敬大, 坂入祐一, 大谷祐介, 清水大貴, 山中崇寛, 由佐城太郎, 太枝帆高, 西井開, 伊藤祐輝, 海寳大輔, 稲毛輝長, 伊藤貴正, 田中教久, 鈴木秀海, 太田昌幸, 吉野一郎
Organizer
日本呼吸器内視鏡学会学術集会
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[Presentation] 経気管支クライオ肺生検で診断した成人T細胞性白血病の肺浸潤の1例2023
Author(s)
平間隆太郎, 安部光洋, 浦野亮, 齋藤幹人, 太田昌幸, 鹿野幸平, 石井改, 内藤亮, 堺田惠美子, 池田純一郎, 鈴木拓児
Organizer
日本呼吸器内視鏡学会学術集会
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[Presentation] ICG静脈投与法と含気虚脱法による区域間同定の正確性に関する比較検討2023
Author(s)
越智敬大, 坂入祐一, 多田夕貴, 今林宏樹, 植松靖文, 清水大貴, 山中崇寛, 由佐城太郎, 太枝帆高, 佐田諭己, 豊田行英, 稲毛輝長, 田中教久, 鈴木秀海, 松井由紀子, 仕子優樹, 太田昌幸, 吉野一郎
Organizer
日本肺癌学会学術集会
