2023 Fiscal Year Research-status Report
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22K15417
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
西巻 はるな 日本大学, 医学部, 助手 (00834152)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 神経芽腫 / ガングリオシド / がん微小環境 |
Outline of Annual Research Achievements |
小児神経芽腫群腫瘍は、無治療で腫瘍が消失、あるいは分化していく自然退縮を呈する症例から、現在の集学的治療を用いても再発・難治を呈する症例までさまざまである。患児の長期生存は可能であるが、治療がもたらす晩期障害をなるべく軽減する必要があり、不必要な治療を回避する指標が求められる。本研究は、小児神経芽腫群腫瘍の病理組織を用いて、遺伝子やGD2及びその前駆体であるGD3の発現の特徴と癌微小環境の関連を明らかにし、自然退縮の複合的な分子機構を見出すことを目的とした。具体的に、採取されたホルマリン固定パラフィン包埋組織を用いて、マイクロアレイ解析、RT-PCRによる遺伝子発現解析、多重蛍光染色による免疫微小環境情報のデータ化とガングリオシドの発現解析を行い、臨床経過との相互関係を検討している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究者の妊娠・出産により、計画は遅れている。令和5年度は遺伝子解析や画像解析を行う予定だったが、臨床情報の抽出とまとめ、文献の整理を優先した。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4、5年度に行う予定だった遺伝子解析と画像解析を令和6年度に実施する。具体的に、採取されたホルマリン固定パラフィン包埋組織を用いて、マイクロアレイ解析、RT-PCRによる遺伝子発現解析、多重蛍光染色による免疫微小環境情報のデータ化とガングリオシドの発現解析を行う。目標症例数も50例と少ないため、実施可能と考えられる。引き続き継続し、完成を目指す予定である。
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Causes of Carryover |
妊娠・出産のため計画の変更と遅延が生じている。令和5年度に行う予定であった遺伝子解析と画像解析は、令和6年度に持ち越しすることになった。
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