2023 Fiscal Year Research-status Report
脳腫瘍病理組織分類におけるTEAD4の発現分布と治療標的の可能性
Project/Area Number |
22K15429
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
鈴木 まりお 順天堂大学, 医学部, 特任准教授 (80529248)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | TEAD4 / 脳実質内腫瘍 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究はHippoシグナル経路の転写活性因子のひとつであるTEAD4の発現を、脳実質内腫瘍の組織分類ごとに測定し、比較検討することを目的とし、最終的には治療標的の可能性を検討する。 これまでに当院において外科的介入を施行した脳実質内腫瘍を対象に、各々10検体を最小値として抽出し、希少疾患や数が満たないものは可能な限り全ての検体を含めた。これに対しリアルタイムPCRを施行している。 下記理由によりい研究の進捗状況は遅れているが、残りの研究期間に合わせて計画をすすめる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
WHO脳腫瘍分類は2021年に改訂、2022年に出版され、いくつかの腫瘍系については分子生物学的背景に基づく診断となり、予定していた検体の病理組織学的分類を改めて見直す作業が入ったため、検体の抽出にやや時間を要した。 また、他業務との兼ね合いで研究に対するエフォートが昨年度はやや小さかったため。 2022年度の遅れについては修正されてきており、引き続き研究を進めていく。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度の前半までにリアルタイムPCRおよび免疫組織染色を用いた定量・定性での発現解析を行う。解析時点において、脳腫瘍関連学会での発表を目指し、会場でのディスカッションを元にさらなる推敲を重ねていく。 後半よりすでに高発現であることが知られている脳腫瘍の細胞株を用いた細胞実験を行う予定とする。
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Causes of Carryover |
研究の進捗状況の遅れに伴い細胞実験まで至らなかったため、必要な培養液やピペットチップなどの消耗品の購入を行わなかったため。今年度において使用予定。
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