2023 Fiscal Year Annual Research Report
心不全血行動態における腹部エコーと動脈硬化指標の重要性の検討
Project/Area Number |
22K15670
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
佐藤 悠 福島県立医科大学, 医学部, 助教 (20924187)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 心不全 |
Outline of Annual Research Achievements |
実施計画に則り、心不全入院患者を対象として退院前の安定した時期に腹部超音波検査、血液検査、血圧脈波検査、クリアサイトなどを用いた非侵襲的血行動態評価を実施した。対象患者は現在も登録を続けている。おおむね順調に進行中である。心不全患者の動脈硬化に注目し、超音波指標を含めたデータの解析を行い、特に栄養状態の悪い患者にて出血イベントが多いことを英文誌に報告した(ESC Heart Fail. 2024 Apr;11(2):702-708.)。更に、栄養状態の悪い心不全患者をその表現型により分類し超音波検査所見などを比較することにより、背景にあるうっ血などの存在が明らかとなることが判明し、関連学術集会で報告した。その他、腹部超音波を用いたうっ血評価の高い信頼性が明らかとなり、関連学術集会にて報告した。こちらは現在追加解析を行い、論文化を検討している。
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