2022 Fiscal Year Research-status Report
Development of primary varicose vein prevention method focusing on the function of venous valve
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22K15697
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Research Institution | Aichi Medical University |
Principal Investigator |
三岡 裕貴 愛知医科大学, 医学部, 講師 (80789769)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 静脈弁 / 1次性下肢静脈瘤 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は本研究の試料となるご検体の静脈収集を80肢行った。また静脈弁のエコー評価を静脈瘤肢において70肢行った。健常肢の静脈弁エコー評価は10肢で行った。静脈瘤肢、健常肢における静脈弁の観察は大腿静脈、大伏在静脈で良好に観察可能背ある事が判明した。ご検体の静脈の収集数は目標の8割に達し、静脈瘤肢は目標の7割、健常肢は1割達成されている。 課題1『腸骨静脈・総大腿静脈の静脈弁の存在率』を明らかにするために今後残り20肢をのご遺体の静脈を収取するとともに、収集した静脈の静脈弁の観察を行う方針である。 今後ご検体から収集した静脈の弁を観察し、エコーでの静脈弁の数と検体で実際に存在する弁の数に差があるか否かを評価する方針である。 課題2『一尖弁と二尖弁、三尖弁で静脈弁の機能』を明らかにするために課題1の観察後の弁を使用して調査を行う方針である。 題3『超音波による静脈弁数の確認と、下肢静脈瘤の患者と健常者で腸骨静脈・総大腿静脈の静脈弁の存在率』を明らかにするために、静脈瘤肢は今後30肢、健常肢は90肢の観察を継続していく。現在のところ外腸骨静脈の静脈弁の観察は体形の影響を強く受けることが判明しエコーでの評価は困難であると判断している。静脈瘤肢の大腿静脈および大伏在静脈の静脈弁に関しては大腿静脈で平均約0.2個、大伏在静脈で約1.4個観察されている。やや健常肢の静脈弁の観察が送れているが、今年度中に目標数を達成する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
静脈瘤肢のエコーによる弁の観察は想定よりも多くの患者が存在した為、予定よりも順調に進んでいる。一方で、静脈瘤肢の観察が多くなったことで時間的制約により健常肢の静脈弁の観察が遅れている。今後静脈瘤肢の観察が目標数に達成することで健常肢の静脈弁の観察数が増加すると考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
ご検体の静脈は順調に収取がされているため、今後は収集を行うとともに、観察を行いデータ収集に重きを置く予定である。 エコーの観察は健常肢を中心に継続して行う予定である。
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Causes of Carryover |
誤差40円でありほぼ予定通りである。
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