2023 Fiscal Year Research-status Report
HLAクラスII分子によるαシヌクレインの細胞外輸送
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22K15710
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
大薗 達彦 大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任助教(常勤) (90898264)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | αシヌクレイン / HLAクラスII / パーキンソン病 |
Outline of Annual Research Achievements |
細胞内でのαシヌクレイン/HLAクラスII複合体形成のメカニズムを探るため、サイトカイン投与によりαシヌクレイン/HLAクラスII複合体形成にどのような変化が生じるか検討した。 特定のサイトカインでは変異αシヌクレインとHLAクラスIIの結合特異性は上昇させないものの、変異αシヌクレイン/HLAクラスII複合体の総量は大幅に上昇させることを明らかにした。この結果は生体内において特定の環境下においてはこの複合体が増加することが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
これまで細胞表面・細胞外を中心としたαシヌクレイン/HLAクラスII複合体評価であったが、細胞内での形成促進因子を同定したことにより、細胞内での形成機序解明につながる糸口が得られた。
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Strategy for Future Research Activity |
HLAクラスIIとの複合体形成のために重要である因子は、サイトカイン以外にも知られており、別の機序でのαシヌクレイン/HLAクラスII複合体形成の評価を行う。 ヒトサンプルでのαシヌクレイン/HLAクラスII複合体の検出も予定する。
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Causes of Carryover |
ヒトサンプルを用いた実験の研究が本年度ではなく、次年度に実施することに変更したため。
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