2022 Fiscal Year Research-status Report
パーキンソン病類縁疾患脳でのドパミン神経系変性過程の解明と診断マーカーへの応用
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22K15715
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
池田 知雅 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (20894017)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | パーキンソン病 / ドパミン / 多系統萎縮症 / 進行性核上性麻痺 / 皮質基底核変性症 |
Outline of Annual Research Achievements |
標本作成と研究対象となる症例のデータベース作成のための臨床情報の収集作業を行った。すでにAKBRCへ登録されている症例の臨床データは症例によって臨床情報のばらつきが多く、欠損データも多数あり十分にまだ集まっていないのが現状である。標本作成については対象症例のホルマリン固定後パラフィン包埋切片を用いてtyrosine hydroxylase (TH)の免疫組織化学の標本作成作業を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
症例のデータベース作成のための臨床情報の収集作業が先の理由から遅れている。また臨床業務の増加に伴い研究に充てることができる時間も減少しており当初の予定より標本作成作業も遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き臨床情報の収集と標本作業を進めた上で、ある程度標本が作成できた段階で途中解析を行い研究の方向性を確認する。
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Causes of Carryover |
令和4年度前半はCOVID-19の流行状況も考慮して参加学会をWeb参加に切り替えたためその分の旅費が減少した。また標本作成作業が当初の予定より遅れておりそれに伴う試薬等の消耗品費が減少した。減少した分の消耗品費は次年度以降に研究の進捗状況に合わせて使用していく予定である。
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