2023 Fiscal Year Research-status Report
COVID-19流行下で働き始めた研修医・専攻医の縦断的バーンアウト調査
Project/Area Number |
22K15790
|
Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
井出 恵子 横浜市立大学, 附属病院, 助教 (70738616)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
|
Keywords | COVID-19 / バーンアウト / メンタルヘルス / 医療従事者 / 若者 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、COVID-19パンデミック下で働き始めた研修医や専攻医のバーンアウト、抑うつ状態、精神的健康度を評価することである。調査結果は、研修医や専攻医のメンタルヘルスに関する理解を深めるために使用される。この研究の重要な側面は、継続的な調査を通じて、3年間の変化や傾向を把握することである。調査結果の比較解析により、研修医や専攻医のバーンアウトや抑うつ状態、精神的健康度の変化や影響因子を明らかにすることが期待される。この研究の成果は、COVID-19パンデミック下で働く医療従事者のメンタルヘルス支援や対策の改善に役立つ可能性がある。また、長期的なデータ収集と解析により、研修医や専攻医の健康状態の管理や予防策の開発に貢献することが期待される。具体的には、COVID-19パンデミック下で働き始めた研修医、専攻医のバーンアウト、抑うつ状態、精神的健康度を評価するため、2つの大学病院の研修医、専攻医を対象としたアンケート調査を継続する3年間の研究計画を実施中である。 2年目となる2023年度は、引き続き2回のアンケート調査を実施した。初年度に同意した研修医、専攻医に継続してメールでのアンケート依頼を行うと同時に、新たに2病院で働き始めた研修医、専攻医に研究への参加協力を依頼し同意した研修医、専攻医に説明文書とアンケート用紙を配布した。参加者は初回調査時にメールアドレスを回答し、紙または回答フォームを通じて回収した。2022年度同様、第3回のアンケート調査は2023年9月に行われ、参加者がメールアドレスを回答した場合には第4回のアンケート調査を2024年3月にメールアドレスを通じて回答フォームで依頼し、回収した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度も予定通り、2023年9月に第3回アンケート調査、2024年3月に第4回アンケート調査をそれぞれ実施した。
|
Strategy for Future Research Activity |
3年目も同様に、第5回、第6回のアンケート調査を当初の予定通り実施する予定で準備している。
|
Causes of Carryover |
次年度使用額が生じた主な理由は、COVID-19パンデミックの影響による、継続した学会や研修会のオンライン化と旅費削減である。今後は調査結果の解析時期となり、積極的な学会発表や論文投稿を準備し、研究成果を広く発信していく必要があると考えている。
|