2023 Fiscal Year Research-status Report
遠位橈骨動脈アプローチにおける腹腔動脈挿管に最適なカテーテル形状の探索と新規開発
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22K15820
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Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
和田 武 帝京大学, 医学部, 助教 (50851185)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | dTRA / Anatomical snuffbox |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度には,「遠位橈骨動脈アプローチによる非心臓疾患インターベンション」について,後方視的解析を行い,Case series として論文化して投稿し,accept された(現在出版待ち).この投稿により,実際の患者における遠位橈骨動脈アプローチ施行時に有用であったカテーテル形状が記述され,本研究の要旨である最適なカテーテル形状の探索と開発に貢献したと考えられる. また,2023年度の第535回東京アンギオ・IVR会において,「遠位橈骨動脈アクセスによる血管内治療 基礎とその実際」と称した内容で講演を行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
教育目的で当施設に設置してあった血管モデルが破損し,修理に大幅な時間を要した.また,この血管モデルにおいてもカテーテル操作に支障がでることがあり,予算内で購入可能な3Dプリンターモデルでは実験結果の解釈に影響を及ぼす可能性が高い.そのため,正確なデータ収集に必要な,手技者の基本的なトレーニングを企画しているが,こちらが血管モデルの破損により十分に施行することができず,研究の進捗状況としては遅れている.
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Strategy for Future Research Activity |
元々の研究計画では,患者さんのCT情報を元とした,3Dプリンターモデルでカテーテルの形状探索・開発を行う予定だったが,上述の通り研究の実行可能性に問題が出てきたため,市販されている高品質な血管モデルのレンタルなどの方法を用いて,bias の少ないデータを採取できるように工夫したい.また,各企業とも販売価格の安い造影カテーテルの新規開発には難色を示しており,現実的には市販カテーテルのうち適した形状のカテーテルを探索していくことが研究の主な目的となっていくと考えられる.
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Causes of Carryover |
3Dプリンターを用いた血管モデルにおける研究の実行可能性が低くなり,施設に設置してある既存の血管モデルを用いた検討が主体となる可能性がある.このため,3Dプリンターを用いたモデルを購入しない場合には,その費用が必要なくなり,次年度への繰り越し金が生じる.
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