2022 Fiscal Year Research-status Report
小児摂食障害における脳波周波数解析に着目した認知機能予後予測と包括的病態解明
Project/Area Number |
22K15941
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
冨岡 和美 神戸大学, 医学部附属病院, 医学研究員 (60792017)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 摂食障害 / 神経性やせ症 / 小児 / 脳波 / 内分泌 / バイオマーカー / 予後 |
Outline of Annual Research Achievements |
摂食障害(ED)では認知機能障害を認め、特にED の最多病型である神経性やせ症(AN)では「認知の歪み」の是正とともに回復へ向かうが、認知機能を評価しうる客観的なバイオマーカーはない。近年脳機能研究が注目され成人AN における脳波周波数の低下などが示唆されているが、ED の脳波周波数と認知機能障害や予後との関連は解明されておらず、小児ED での報告もない。本研究では小児ED の包括的病態解明を目的に、脳波周波数と認知機能や予後との関連、脳波周波数に加え生化学的・心理社会的データとの関連を検討するため本年度はデータ収集をおこなった。15機会の脳波検査データが蓄積 した。内分泌検査データ、その他の生化学検査データも含めたデータベースを構築しデータを蓄積している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画通り症例の蓄積、検査データの蓄積が進んでいるためおおむね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
小児摂食障害患者において、引き続き症例蓄積、データベース構築、残余検体、脳波検査データ、内分泌検査データなどを蓄積していく。残余検体を用いてサイトカインなどのバイオマーカーの測定を行う予定である。
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Causes of Carryover |
残余検体を用いたバイオマーカー測定の研究の一部を次年度に繰り越したため。
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Research Products
(14 results)
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[Presentation] 有熱性てんかん重積予後予測バイオマーカーとしてのgrowth and differentiation factor-152022
Author(s)
山口 宏, 西山 将広, 上田 拓耶, 本郷 裕斗, 徳元 翔一, 石田 悠介, 冨岡 和美, 豊嶋 大作, 中川 卓, 高見 勇一, 黒澤 寛史, 丸山 あずさ, 野津 寛大, 永瀬 裕朗
Organizer
日本小児神経学会
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[Presentation] 熱性けいれんにおける発症後早期のサイトカイン動態2022
Author(s)
徳元 翔一, 西山 将広, 上田 拓耶, 本郷 裕斗, 山口 宏, 石田 悠介, 冨岡 和美, 豊嶋 大作, 丸山 あずさ, 野津 寛大, 石田 明人, 永瀬 裕朗
Organizer
日本小児神経学会
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