2022 Fiscal Year Research-status Report
Establishment of liver metabolism disease model using human hepatic progenitor cells induced by small molecule compounds.
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22K16023
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
稲田 浩気 熊本大学, 病院, 医員 (20930291)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | hCLiP / 肝細胞 / 胆管細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
ヒト肝細胞から低分子化合物を用いて誘導したヒト肝前駆細胞 (Human Chemically-induced Liver Progenitor:hCLiP) の安定的な継代培養の培養条件を確立した。hCLiPをマトリゲル培養させることで肝細胞への分化誘導実験も試みた。肝細胞マーカーであるAlb, ASGPR1, MRP2, CYP3A4の発現上昇を認めたが、一方で未熟マーカーであるAFPの発現や、胆管細胞マーカーのCK19の発現もみられたため、肝細胞への成熟化に向けたさらなる条件検討が必要であることが明らかになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
CLiPの培養を行い良好な増殖速度で安定的に培養することが可能であった。マトリゲル培養についても問題なく行うことができている。肝細胞への成熟化という部分で一部幼弱マーカーの発現が見られていることが今後の改善点として明確であり、今後の検討課題としている。
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Strategy for Future Research Activity |
様々な三次元培養法の条件検討を行うことでより最適な肝細胞成熟化の条件が見つかることが期待できる。
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Causes of Carryover |
科研費以外の研究費を用いることができたため。
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