2022 Fiscal Year Research-status Report
GILZによる抗炎症性腹腔マクロファージの誘導と腸管粘膜免疫機構の制御
Project/Area Number |
22K16039
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
田村 智 浜松医科大学, 医学部, 助教 (40938354)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | GILZ / クルクミン / 炎症性腸疾患 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的はマウス腹腔MφにGILZ発現を誘導することにより、ex vivoおよびin vivoにおいて抗炎症性の機能を獲得できるかどうかについて、細胞生理学的手法を用いることにより明らかにすることである。2022年度はex vivoでIL-4/IL-13の刺激によりM2に分化させた腹腔Mφとクルクミンにより刺激したMφにおいて、M2分化のmaster regulatorであるinterferon regulatory factor 4 (IRF4)およびGILZのmRNAレベルの発現量を比較検討することに主眼をおいた。しかしながらクルクミン投与下でのマクロファージにおいて各サイトカイン産生量に変化がみられず,実験系の見直しが必要と考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
前述の通り,2022年度はex vivoでIL-4/IL-13の刺激によりM2に分化させた腹腔Mφとクルクミンにより刺激したMφにおいて、M2分化のmaster regulatorであるinterferon regulatory factor 4 (IRF4)およびGILZのmRNAレベルの発現量を比較検討することに主眼をおいた。しかしながらクルクミン投与下でのマクロファージにおいて各サイトカイン産生量に変化がみられず,実験系の見直しが必要と考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
クルクミン投与下でのマクロファージにおいて各サイトカイン産生量に変化がみられず,実験系の見直しが必要な状況である。今後は炎症を惹起したマウスモデルを使用することやマクロファージのセルラインを使用した実験を行なっていくなどの変更を検討したいと考えている。
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