2023 Fiscal Year Research-status Report
心血管イメージングを用いたコルヒチンの冠動脈プラークに対する抗炎症作用の評価
Project/Area Number |
22K16069
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
植木 康志 信州大学, 学術研究院医学系(医学部附属病院), 助教 (90747156)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | NIRS / OCT / コルヒチン / 炎症 / 動脈硬化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では冠動脈疾患患者に対してマルチモダリティ心血管イメージングを行い、コルヒチンの冠動脈プラークに対する抗炎症作用を調べることを目的とする。本研究でコルヒチンの虚血イベント抑制の生物学的機序を明らかにすることにより、炎症を直接的な治療標的とした創薬や他の有効な抗炎症薬の推定に対する貴重なデータとなる可能性がある。現在、参加施設の調整や、倫理委員会に提出するための書類の作成などを継続して行い、倫理委員会への申請に向けて最終調整中である。2024年度に現在進行中の同様のデザインの研究であるCOCOMO studyの結果が発表される予定であり、その結果に応じて研究計画書の修正が必要になる可能性がある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究当初のコロナ感染流行に伴う会議や出張の制限により参加施設の調整などが困難であった。
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Strategy for Future Research Activity |
COCOMO studyの研究結果を待ちつつ、倫理委員会の申請の準備を進める。
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Causes of Carryover |
現在、倫理委員会の申請を準備している段階であり、実際に研究に必要な経費が生じてていないため次年度使用額が生じた。研究を開始した段階で、現在までの繰り越し分を使用する予定である。
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