2022 Fiscal Year Research-status Report
全院外心停止データベースと網羅的死亡時画像診断を用いた心血管疾患の集団ベース研究
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22K16077
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
丸目 恭平 熊本大学, 生命資源研究・支援センター, 客員助教 (00919087)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 心血管疾患 / 集団ベース 研究 / 死亡時画像診断 / 延岡市 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和4年度は急性大動脈解離についての疫学的な研究について解析・論文執筆・雑誌への投稿を行った。現在JACC Advanceで査読中の状態である。 本研究では今まで研究が困難であった、病院前死亡症例を死後CT検査を用いてエントリーする事に成功した事で、女性で急性大動脈解離を発症すると多くが病院にたどるつく前に亡くなっており、今まで男性に多い病気であると信じられていたが、女性と男性の発症率には差がないことを示した。英文校正の費用として科研費を用いた。 また、延岡病院・熊本大学病院へ訪問し、研究課題についての会議を行った。延岡病院からはコロナウイルスのパンデミックによる心血管疾患の発症についての検討のアイディアもでており、今後その点も合わせて検討できればと思っている。 延岡病院での研究環境の整備のためEndoNoteを購入した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現在論文は査読中であり、論文の掲載まである程度目途が立っていると考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は院外心停止症例の特徴や、心血管疾患の疫学について検討予定である。 延岡病院からはコロナウイルスのパンデミックによる心血管疾患の発症についての検討のアイディアもでており、その点も合わせて検討できればと思っている。
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Causes of Carryover |
コロナウイルス感染拡大の影響で出張が行えなかった事、論文の投稿までは行えたが4つの雑誌でいずれも査読の後に不採択となり、掲載までたどり着けず掲載費の出費がなかった事などが原因です。
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