2023 Fiscal Year Research-status Report
全院外心停止データベースと網羅的死亡時画像診断を用いた心血管疾患の集団ベース研究
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22K16077
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
丸目 恭平 熊本大学, 生命資源研究・支援センター, 客員助教 (00919087)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 大動脈解離 / 心血管疾患 |
Outline of Annual Research Achievements |
延岡市のpopulation based 研究で行った大動脈解離の疫学調査の成果を”Women With Acute Aortic Dissection Have Higher Prehospital Mortality Than Men”というタイトルでJACC Advancesに令和5年10月に発表した。熊本大学からのプレスリリースを行い、多くの反応があった。日経新聞・medicaltribuneからはデジタル版の記事が発表された。 朝日新聞の取材を受け令和6年3月に全国紙に掲載された。NHKの取材を受け、今後特集がなされることが検討されている。また、令和6年5月のTrans Catheter Imaging Forumにて招待講演の予定である。大動脈解離についての執筆依頼もあり、令和6年度中に対応予定である。本研究の内容は、今までの大動脈解離の疫学の常識を覆すものであり、ガイドラインへの繁栄を目指して普及をしていくつもりである。 また、不搬送院外心停止症例の解析については、京都大学開地良太先生と検討を進めている。WEB・対面の会議を行い、協議している。 コロナ感染症による急性冠症候群症の発症率の変化については、延岡病院山本展誉部長と検討を進めている。 急性冠症候群の発症率の研究については以前国立循環器病研究センターと共同で行い論文化した研究があり、今回も国立循環器病研究センターの尾形宗史郎先生や現在は宮崎大学の中井陸運先生と共同で研究を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
論文を1報発表できた。不搬送症例についての研究の進めているがまだ論文発表までは至っていない。今年度中に論文化を目指したい。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は院外心停止症例の特徴や、心血管疾患の疫学について検討予定である。 引き続き、延岡病院、国立循環器病研究センター、京都大学と協力しながら検討を進めていく。
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Causes of Carryover |
循環器病学会にて関係者のミーティングを行い、延岡や熊本への出張を削減した。学会出張の申請が期限内にできなかったという事もあった。
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