2022 Fiscal Year Research-status Report
冠動脈プラーク内血管の三次元解析によるプラーク不安定化に関わる血管形成因子の同定
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22K16094
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Research Institution | Asahikawa Medical College |
Principal Investigator |
蓑島 暁帆 旭川医科大学, 医学部, 助教 (90645962)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 虚血性心疾患 / vasa vasorum / 不安定プラーク / 血管成熟化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、障害血管外膜のVasa Vasorum形成異常が動脈硬化プラーク形成に連関しているのかを証明すると共に、Vasa Vasorumの微小血管の形成、成熟化に関わる因子を明らかにすることにある。そのために、冠動脈インターベンションの際にDCA(Directional Coronary Atherectomy)を用いて切除したプラークを採取し、採取したプラークを、組織透明化技術と三次元画像解析法を用いて、プラーク内の微小血管を詳細に評価を行っている。 これまで、臨床的にLDLコレステロールが高値の症例で、脂質成分の多いプラークにおいて、微小血管の形状は細く密に集合している傾向があることを確認しできいる。 今後は症例をさらに集めるとともに、Vasa Vasorumの微小血管の形成、成熟化に関わる新規因子を同定し、その発現を評価していく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
Vasa Vasorumの微小血管の形成、成熟化に関わる新規因子に関して、候補遺伝子が上がっているが、同定までは至ってない。 また当院及び関連施設において、冠動脈インターベンションの際にDCA(Directional Coronary Atherectomy)を用いて切除したプラークを採取し、解析実験を行っているが、昨年までのCOVID-19感染蔓延化問題により症例登録数が伸び悩んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
Vasa Vasorumの微小血管の形成、成熟化に関わる新規因子の検索に関して、候補遺伝子が上がっている。候補遺伝子は、当講座が独自に開発した、3Dゲル内での内皮細胞-周細胞共培養システムを用い、該当遺伝子のsiRNAを用いて発現を低下させた際の、成熟血管の形成への影響を評価し判断する。新規因子の検索に関しては、所属する心血管再生先端医療開発講座に協力を依頼する。 また当院及び関連施設において、冠動脈インターベンションの際にDCA(Directional Coronary Atherectomy)を用いて切除したプラークを採取し、解析実験を行っており、登録症例を増やすとともに、同定した新規微小血管成熟化因子の発現を評価し、臨床病態との関連性を検証する。
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Causes of Carryover |
現在発注している研究資材が納品されておらず会計がすんでいないため。
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