2022 Fiscal Year Research-status Report
抗IL-5受容体抗体による好塩基球を介した獲得免疫系への影響の解明
Project/Area Number |
22K16168
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
砂留 広伸 京都大学, 医学研究科, 特定助教 (60887727)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 重症喘息 / 生物学的製剤 / 抗IL-5受容体抗体 / 好酸球 / 好塩基球 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では重症喘息患者の中に好塩基球が獲得免疫・自然免疫両方の面から病態に関与しているphenotypeが存在し、またベンラリズマブ有効例は同薬剤による好塩基球への作用が病態制御に関与していると仮説を立てた。この仮説に基づきベンラリズマブ投与間隔延長により起こる臨床指標やサイトカイン等の変化を解析する計画であったが、COVID-19の蔓延下で重症喘息制御のkeyであるベンラリズマブの定められた投与を変更することは困難を伴った。そのため2022年度は安全を確認の上で数例での投与間隔延長を行うにとどまった。この2022年の経験に基づき、どの程度の延長であれば安全であるかを確認し、また同時に延長前後で血液生化学データ、生理学的データ、画像的データ等を採取、延長可能例の大まかな特徴を解析した。いずれもpilot的なものであり、学会等での発表は行っていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2022年度は、新型コロナウイルスの度重なる蔓延もあり、重症喘息患者のcontrol状況が悪化しうる生物学的製剤の投与期間の調整は困難であった。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は、新型コロナウイルスの5類移行が予定されるなど、新型コロナウイルス感染症にかかわる社会的状況、また疾患への社会的意識が変容していくと考えられる。本研究でも前年度得られた知見をもとに、積極的にリクルートを進めていく予定である。
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Causes of Carryover |
COVID-19蔓延のため2022年は症例登録が進まず、予定よりも検体解析等が行えず、その分次年度への持ち越しとなった。
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