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2022 Fiscal Year Annual Research Report

Keap1-Nrf2システムに着目した慢性閉塞性肺疾患の発症メカニズムの解明

Research Project

Project/Area Number 22K16185
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

齋藤 良太  東北大学, 大学病院, 助教 (60778489)

Project Period (FY) 2022-04-01 – 2023-03-31
KeywordsKeap1
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、タバコによる有害物質の感知に働くKeap1センサーシステイン残基を同定することによってKeap1によるタバコの有害物質を感知するメカニズムの解明、Nrf2活性化剤の開発、COPD発症のメカニズムの解明を目指すことである。まずタバコの抽出液の最適濃度を調べるために、各濃度のタバコ抽出液をKeap1野生型細胞に暴露し、細胞毒性アッセイを行ったところ、3%タバコ抽出液が最適濃度であることが確認できた。次に、Keap1はタバコ刺激を鋭敏に感知して、ユビキチンE3リガーゼとしての機能を失い、Nrf2を安定化させるかを確かめるために3%濃度のタバコ抽出液をKeap1野生型細胞に暴露したところ、Western blottingにおいてNrf2の蛋白蓄積を認めた。このことによりタバコ刺激においてKeap1センサーが感知していることが示唆された。Keap1は、刺激の種類によりセンサーとして利用するチオール基を使い分けているので、今後Keap1変異体(Keap1Cys151S、Keap1Cys273W/Cys288E、Cys226S/Cys613S/Cys622S/Cys624S、Keap1Cys151S/Cys226S/Cys257S/Cys273W/Cys288E/Cys319S/Cys434S/Cys489S/Cys613S/Cys622S/Cys624S:11変異体)を用いてKeap1のどのシステインが関与しているかどうかを調べていく。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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