2023 Fiscal Year Research-status Report
腸内環境に基づいて抗悪性腫瘍剤の治療反応性を層別化する基盤的研究
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22K16336
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Research Institution | National Cancer Center Japan |
Principal Investigator |
柴 知史 国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, 特任研究員 (00797003)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | がん / 化学療法 / 腸内細菌叢 / 抗がん剤 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究に関わるサンプル採取等は概ね終了し、サンプルからのDNA抽出を行い、そのDNAを用いてシークエンスを実施した。 必要な臨床情報の抽出を進めており、解析したシークエンス結果と臨床情報を統合し、臨床的意義のある結果解釈を進めているところであり、進捗は概ね順調である。 引き続き解析したデータと臨床情報を突合させ、意義のある結果を見出し、本研究の成果を纏めていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
必要なサンプル収集は概ね終了しており、サンプルからのDNA抽出、DNAからシークエンスを行う過程も順調に進んでいる。 データ結果の解釈、臨床情報であるメタデータとの統合について、纏めの段階に入っている。
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Strategy for Future Research Activity |
必要なデータは概ね揃ってきたため、今後は臨床情報とシークエンス結果との統合を行い、統合データを解釈し、臨床的な意義のある結果を纏める。データを纏める過程の中で、適宜追加研究や修正等を行い、本研究を纏める作業を進めていく予定である。
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Causes of Carryover |
採取したサンプルからDNA抽出は概ね終了し、当該DNAを用いてシークエンス解析を進める予定である。一度に多くのDNAをシークエンス解析へ進めることで、出来るだけ多くのサンプルを低コストで行える利点があるため、次年度以降に研究費を使用することとした。
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