2022 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
22K16397
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
平田 悠 神戸大学, 医学研究科, 医学研究員 (70846352)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | ストレス性筋萎縮 / 脳内炎症 / KLF15 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究計画①「ストレス性筋萎縮における脳内炎症の関与についての検討」については、ストレス下での脳内炎症の発症に関与することが明らかとなっているToll-like receptor (TLR) 2/4を全身性に欠損するマウスを導入した。
研究計画②「ストレス性筋萎縮における視床下部-下垂体-副腎軸の関与についての検討」については、脳室内LPS投与モデルマウスの骨格筋における萎縮関連遺伝子の発現増加が副腎摘除によって抑制されることを明らかとした。
研究計画③「ストレス性筋萎縮におけるKLF15の上流の分子機構の解明」については、骨格筋特異的にC/EBPβを欠損し、かつ全身性にC/EBPδを欠損するマウスを作成した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画①および③については、それぞれ遺伝子改変マウスの導入または作成が完了し、ストレス性筋萎縮への関与を検討している。
また、研究計画②については、副腎摘除術を用いて、ストレス性筋萎縮における視床下部-下垂体-副腎軸の関与について検討している。
以上より、本計画はおおむね順調に進展しているといえる。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画①については、全身性にTLR2/4を欠損するマウスに反復社会挫折ストレスや身体拘束ストレスを負荷した際の骨格筋の萎縮関連遺伝子の発現増加や骨格筋量の減少の程度について解析する。
研究計画②については、TLR2/4欠損が脳室内LPS投与モデルや身体拘束ストレスモデルモデルでの血中コルチコステロン値増加を抑制するか否かを検討する。
研究計画③については、骨格筋特異的C/EBPβ欠損かつ全身性C/EBPδ欠損マウスに脳室内LPS投与や身体拘束ストレスを加えた際に、骨格筋におけるKLF15や萎縮関連遺伝子の発現増加及び筋量減少が抑制されるか明らかにすることで、ストレス性筋萎縮におけるC/EBPβ・δ経路の関与について検討する。
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Causes of Carryover |
令和4年度はコロナ禍で旅費が想定より少額になるなどしたが、令和5年度は学会が現地参加となるため旅費が必要となり、マウス解析に係る飼育費や試薬費も初年度より増えると予想されるため、当該助成金を使用する予定である。
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Research Products
(4 results)