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2023 Fiscal Year Annual Research Report

イメグリミンの消化管作用解明の研究

Research Project

Project/Area Number 22K16414
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

山田 倫子  神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (70925247)

Project Period (FY) 2022-04-01 – 2024-03-31
Keywordsイメグリミン / 消化管 / FDG-PET/MRI / 腸内細菌 / 短鎖脂肪酸
Outline of Annual Research Achievements

新規経口血糖降下薬イメグリミンは、化学構造だけでなく、動物実験における単回投与後に誘導される遺伝子発現量においてもメトホルミンと類似している。
申請者らはFDG-PET/MRI画像解析を行い、メトホルミンが消化管へのグルコース排泄を増強することを報告している。また、PET/MR Enterographyと数理モデル解析を組み合わせ、グルコースの排泄速度を算出する系も確立している。
本研究の目的は、①イメグリミンが腸管へのグルコース排泄速度増強効果を持つかをメトホルミンと比較する定量的解析、②ヒトの糞便サンプルを用いて腸内細菌叢や腸内代謝産物へ与える影響の解析、③マウス実験における両薬剤が腸管の遺伝子発現量に与える影響の解析、の3つを行い、イメグリミンの消化管作用を明らかにすることである。
①に関して被験者に対してPET/MR Enterographyの撮像は終了し、単純なPET画像の比較において、メトホルミン服用者よりも少ないものの、イメグリミン服用者において消化管へのFDGの集積が認められる印象である。放射線科医の協力を得て、MR Enterographyの画像解析から、グルコース排泄速度の定量化が間もなく終了する予定である。
②に関して、サンプル収集は終わっており、腸内グルコース排泄が腸内細菌やメディエーターに及ぼす影響を共同研究施設で解析している。一部の結果報告があり、メタボローム解析においてイメグリミン服用者とメトホルミン服用者では一部有意差があり、今後腸内細菌叢ならびにグルコース排泄速度との関連について詳細に検討していく予定である。
③に関しては今後実施する予定である。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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