2022 Fiscal Year Research-status Report
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22K16522
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Research Institution | Dokkyo Medical University |
Principal Investigator |
三ツ井 崇司 獨協医科大学, 医学部, 講師 (30816591)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 術中迅速組織診断 / 真の断端 / 自動縫合器 |
Outline of Annual Research Achievements |
現状で使用しえる自動縫合器の構造を把握する基礎的な研究を行った。そして、その機器に新たな工夫を加えることにより、目的としている自動縫合器となりえるのか、数種類の工夫を施し試行した。 そして、その中の一つである新たな工夫を付加した自動縫合器が、安全に安定して縫合可能であるか、事前研究としてdry laboratoryでの実験を繰り返した。dry labにおいては安定して短時間で再現性のある工夫を施すことに成功し、縫合においても安全に施行し得ると考えられた。 そしてその新たな工夫を実臨床にて使用し評価をするために、臨床導入のための院内手続きを進めた。倫理委員会に提出し承認を得て、臨床研究として開始した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の2枚羽の開発には至っていないが、新たな工夫を縫合器に付加することによって目的が達成しうる新たな技術となるのか、現在検証中である。これまでの事前研究の積み重ねによって臨床研究での評価は可能となり、現在臨床におけるデータを蓄積中である。
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Strategy for Future Research Activity |
新たな工夫の、臨床における安全性評価と効果の判定を行う予定である。 本技術の利点と課題を検証し、その課題を解決するべく、病理部等の該当部署と引き続き連携して対応していく。
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Causes of Carryover |
旅費については、COVIDの影響で学会が現地開催されなかったため、旅費が使用されなかった。 また研究機器の物品費については、既にこれまで準備して備蓄していた実験機器・機材を使用して事前研究は施行し得たため、新たな物品の購入が必要とはならなかった。 しかし今後は、備蓄していた研究機材が減少してきているため新たに追加購入が必要と考える。研究に不可欠であるパソコン周辺機器についても不具合が発生しているため購入予定である。 また、各種学会・研究会の現地開催が再開したため、研究者との情報交換のために学会参加費用が必要となる。
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