2022 Fiscal Year Research-status Report
他家線維芽細胞シート移植に向けた治療効果の高い細胞バンク構築の為の細胞特性解析
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22K16559
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
溝口 高弘 山口大学, 医学部附属病院, 助教 (90844796)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 他家細胞 / 再生医療 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究代表者が所属する研究室では、臨床研究として、「再生医療を想定した他家細胞バンク構築に関する臨床研究 (UMIN000042301)」を実施している。本研究では、この臨床研究でバンク化した線維芽細胞の機能解析を行う。 今年度は、ドナー5名からの線維芽細胞5株に対して実験を行った。 P1で保存している細胞を培養し、P3~P10までにおける倍加実験を行ったところ、ドナー4株のP3~P10までの倍加時間は、12~18時間であった。また、P3~P10までの細胞で、線維芽細胞シートが作製できることを確認した。 P3~P10まで細胞を用いて、24-well plateの1ウェルに5x105個の細胞を播種して72時間培養した時の培養上清中のVEGF濃度およびHGF濃度は、それぞれ2000pg/mL以上であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ドナー由来線維芽細胞の倍加時間および細胞シートとしての機能を検証することが出来た為。
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Strategy for Future Research Activity |
ドナー線維芽細胞に特異的に発現している細胞表面抗原分子を解析する。
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Research Products
(2 results)
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[Journal Article] Cryopreserved allogenic fibroblast sheets:development of a promising treatment for refractory skin ulcers2022
Author(s)
Soichi Ike, Koji Ueno, Masashi Yanagihara, Takahiro Mizoguchi, Takasuke Harada, Kotaro Suehiro, Hiroshi Kurazumi, Ryo Suzuki, Tomoko Kondo, Tomoaki Murata, Bungo Shirasawa, Noriyasu Morikage, Kimikazu Hamano
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Journal Title
American Journal of Translational Research
Volume: 14
Pages: 3879-3892
Peer Reviewed / Open Access